Jリーグは7月16日、「明治安田Jリーグ KONAMI 6月度各賞」を発表。ジュビロ磐田のMF古川陽介が、J1リーグのベストゴール賞とヤングプレーヤー賞をいずれも初受賞した。
古川が驚愕のスーパーゴールを決めたのが、20節の東京ヴェルディ戦（6月26日）だ。64分から途中出場した21歳のドリブラーは90＋5分、自陣でボールを拾うと左サイドに向けてドリブルを開始。タッチライン際で３人に囲まれながらも細かいタッチで抜け出すとそのままボックス内に侵入し、最後は右足の切り返しからシュートを流し込む。完全に個人技で崩して奪ったゴラッソだった。
Jリーグ選考委員会もこのゴールを大絶賛。JFA技術委員が「ドリブルで相手をかわしてからシュートを打つタイミングが早く、GKはタイミングを合わせるのが難しいシュートだった」、北條聡委員が「大胆不敵な一騎駆け。自陣から敵の守備者を次々とぶち抜く様はいかにも“ドリブルの申し子”らしい。肝心の仕上げも抜かりがなかった」、丸山桂里奈特任委員が「自陣で奪ったところからドリブルをスタートして、最後までボールを離さずに決め切るのは凄すぎる！」などとコメントしている。
また、Jリーグ公式Xが改めてゴール動画を投稿すると、「マジですごかった」「めちゃくちゃスーパーゴール」「これ以外はないやろ」「何回見てもすごいゴール！」「受賞は当然ですね」「これぞドリブラー」「文句なし。完全に技術」「切り裂いてフィニッシュはかっけえ」などのコメントが出るなど、再脚光を浴びている。
古川は受賞に際して、「約1年間ゴールが取れていなかった中で取れたゴールを、明治安田J1リーグ月間ベストゴールに選んでもらえてとても光栄です。ただ、チームの勝利が一番なので、そこに貢献できたことが一番嬉しいですし、自分自身の価値を示せた1ゴールになったと思います。そういったゴールが、月間ベストゴールに選ばれて嬉しく思います」とコメント。今後のさらなる活躍が楽しみだ。
（ABEMA de DAZN／明治安田J1リーグ）
