【明治安田J1リーグ】ヴィッセル神戸 3-3 名古屋グランパス(7月20日/ノエビアスタジアム神戸)
衝撃のスーパーゴールが炸裂した。名古屋グランパスのMF稲垣祥がヴィッセル神戸との一戦で、コーナーキックからのボールをボックス外から逆足でダイレクトボレ-。綺麗な弧を描いてゴールに突き刺した。これにはファンから「ゴラッソすぎ」「敵ながらあっぱれ」など称賛の声が相次いでいる。
衝撃のゴールが生まれたのは、1-1の同点で迎えた54分だった。左サイドからのコーナーキックで、キッカーのMF森島司はゴール前には送り込まず、ボックス外にふわりと柔らかいボールを送り込んだ。
ペナルティーアーク手前でドフリーの状態でこのボールに反応した稲垣は、ダイレクトで躊躇なく利き足ではない左足を一閃。ボールは綺麗な軌道でゴール左上に見事に吸い込まれた。
この圧巻のゴールに解説を務めた元日本代表MFの橋本英郎は、「すごい…。左足でしたからね」と思わず驚愕。また、SNSでも「逆回転のCKボールをダイレクトシュートだもんな」「稲垣砲きた」「敵ながらあっぱれ」「嘘だろまじか」「スーパーボレーえぐずぎる」「ゴラッソすぎ」などの声が出るなどサッカーファンも衝撃を受けた模様だ。さらに「普通に月間ベストゴールあるぞ」「稲垣ベストゴール候補だなー」「これはJリーグの年間ベストゴールに選出されるレベル」「年間ベストやろ」など、年間ベストゴール級とのコメントも多い。
現在32歳の稲垣は高校サッカーの名門・帝京高校を卒業後、日本体育大を経てヴァンフォーレ甲府でキャリアをスタート。2017年からサンフレッチェ広島、2020年から名古屋でプレーし、2021年にはJリーグベストイレブンにも選出された実力者だ。粘り強い守備が持ち味だが、このスーパーゴールに象徴される通りシュートセンスの高さも武器だ。
試合は90+6分に稲垣がこの日2点目となるPKを沈めて、神戸との壮絶な撃ち合いは3-3のドローで終了。連勝を逃した名古屋は、24節を終えて12位となっている。
(ABEMA de DAZN/明治安田J1リーグ)