【明治安田J1リーグ】ヴィッセル神戸 3-3 名古屋グランパス(7月20日/ノエビアスタジアム神戸)
痛恨ミスで相手にチャンスをプレゼントしてしまった。ヴィッセル神戸のDFマテウス・トゥーレルが自陣ゴール前でトラップミスからボールを失い、無人のゴールへ流し込まれた。この失点にファンからは「らしくないミス」「どうした?」「でこぼこし過ぎ」と失点を嘆く声が挙がっている。
問題のシーンはゴールレスで迎えた22分に発生した。名古屋グランパスのロングフィードが神戸の最終ラインの裏に送られると、GK前川黛也がボックスを飛び出して対応。このボールを簡単にクリアすることなく、前川は左足で左SBの初瀬亮に繋ぐと、初瀬はボックス内に位置するCBトゥーレルへダイレクトパスを送った。
しかし、トゥーレルは右足トラップが大きくなってしまい、プレスにきていた名古屋のFWパトリックにボールを渡してしまう。すぐさまパトリックにこのボールをダイレクトシュートで無人のゴールに流し込まれ、リスキーな繋ぎからの痛恨ミスで先制ゴールを献上してしまった。
解説を務めた元日本代表の橋本英郎氏は、「前川選手はいつもだったら(前に大きく)蹴っていたと思う。初瀬選手も要求はしていたが、出さないと思っていたらパスがきたので、トゥーレル選手もあまり良い準備ができてなかったですね」とこのシーンについて分析した。
この痛恨ミスからの失点にはファンも落胆。SNSには「トゥーレルどうした?」「無理に繋ぐ場面じゃなかった」「らしくないミス」「初瀬のパスが雑」「3人とも暑さで冷静な判断できてないわなぁ」「トゥーレル今年初ミスじゃね?」「今の失点は酷い」「前川なんでいつもみたいに前に蹴らなかったんや」「黛也も繋ぐ必要なかっただろ」「しょーもない失点」などの声が相次いだ。
また、この日のノエビアスタジアム神戸は芝が荒れ気味でボールが不規則にバウンドする傾向が強かったため、「ピッチどうなってるん?」「ピッチ悪すぎないか?」「でこぼこし過ぎ」などピッチコンディションの悪さを指摘する声も挙がった。
試合はこのゴールをキッカケに壮絶な撃ち合いとなり、名古屋のMF稲垣祥が年間ゴール賞クラスの超絶ダイレクトボレーなどを突き刺し、最終的には3-3のドロー決着。神戸は2試合連続のドローとなり、順位を1つ落として24節を終えて4位に位置している。
(ABEMA de DAZN/明治安田J1リーグ)