【WWE】SMACK DOWN(7月19日・日本時間20日/ネブラスカ・オマハ)
頭上に担ぎ上げ、フルスイングで場外マットに叩きつける荒技が炸裂。頭から落ちた瞬間「ボコッ」と何とも物騒な音が鳴り響く笑えない状況に、実況席が「ここでやっちゃいけない技でしょ…」とドン引きした。
WWE「SMACKDOWN」で、ティファニー・ストラットンとミチンが対戦。「マネー・イン・ザ・バンク」を制し、今乗りに乗っているティファニーが見せた場外での”劇エグ”の落としワザに注目が集まった。
いつどこででも女子王者に挑戦できる権利を保持し、昇格1年目でチャンピオンへとリーチがかかったティファニー。この日はプチ抗争の相手ミチンを片手で捻るつもりが、ベテランの巧みな試合運びに苦戦するシーンが目立つ。
ミチンの鋭い胸板へのミドルキックの連発にたまらず場外へエスケープしたティファニーは、逃亡するフリをみせセコンドに帯同したナイア・ジャックスの”分厚い壁”を盾にする小狡い立ち回り。
ナイアの背後から飛び出てエルボーを放ち形成逆転すると、体操選手仕込みのくるりと一回転ムーブからミチンを担ぎあげ、振り子のように硬い床に叩きつける「アラバマスラム」を炸裂させた。頭から「ボコッ」と鈍い音とともにミチンは半失神状態だ。
一方、ナイアとティファニーは「してやったり」の表情。特にティファニーはお決まりの時計を指差す”ティッフィー・ポーズ”から、手をパンパン「やったったわ」とドヤ顔だが、この場面を目にしたABEMA解説・堀江ガンツは「ここでやっちゃいけない技でしょ…」とドン引きだった。
別名”振り子式パワーボム”とも呼ばれる勢いマックスで床に叩きつける荒技にファンからも「痛え」「おいおい」「えぐい」「無茶すんなよ」「場外でダメだろ」の声。一方で寸でキレイに両腕で受け身をとりダメージを軽減したミチンにも「受けやばいな」「跳ねたぞ」「マット敷いてるから大丈夫かな」と様々な声が飛び交った。
「華麗さのなかに荒々しい一面もある」と評されるように、派手なルックスに反して凶暴なラフファイトを絶妙に織り交ぜるのが”ティッフィー・スタイル”。場外での危険ワザ炸裂のあとも終始ペースを握ったが、この日は女子王者ベイリーの介入に遭い、お気に入りの「マネー・イン・ザ・バンク」のブリーフケースを破壊され珍しく動揺。不覚にもミチンにカウントスリーを献上した。(ABEMA/WWE『SMACKDOWN』)