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【映像】歴史的大惨事となったニューヨーク大停電
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 『しくじり先生 俺みたいになるな!!』に、芸人のカズレーザーが登場。アメリカ・NYで起こった世紀の事件「ニューヨーク大停電」を題材に、しくじり授業を行った。

【映像】歴史的大惨事となったニューヨーク大停電

 番組には、オードリー若林正恭平成ノブシコブシ吉村崇ハライチ澤部佑らレギュラーの他、タレントの井桁弘恵櫻坂46の武元唯衣、山﨑天らが出演。

 この日、約3年ぶりの登壇となったカズレーザー。教材として取り上げるのは、凡ミスが歴史的大惨事に発展した”世紀の凡ミス事件”、「ニューヨーク大停電」だ。

 これは、1977年7月13日、NY市のほぼ全域で25時間にわたり停電が起きた騒動で、原因は「電力会社の職員がボタンを押し間違えた」という凡ミスだったという。暗闇のNYでは大暴動が勃発し、逮捕者は3800人、被害総額は約800億円以上にものぼった。澤部は「ほぼゴッサム・シティ」と『バットマン』に登場する架空の都市にたとえ、笑いを誘った。

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 大停電の直前、NY州では巨大な落雷が起こり、都市部への送電線5本のうち3本がダウン。残る2本に負荷がかかる危険な状態に陥っていた。NYの電力会社を統括する団体の指令員ケネディは、この状況に焦り、NY州で最大の電力を供給する電力会社「コン・エジソン社」のベテラン職員ジュリスに連絡。「負荷遮断」と呼ばれる、一部地域のみ停電させて送電線の負荷を逃がす対応を指示した。

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 しかし、当時の通信記録によるとジュリスは「わかった」と返事をしていたが、実際には指示に従わず、電圧を下げるための別の作業をしていたという。カズレーザーは、停電のクレームが来る不安や、「自分は現場をよく知るベテランだ」という驕りがジュリスにあったのではと推測。すると、スタジオの出演者たちも「私もやらないかも」とジュリスに共感し、吉村は「全員ジュリス」「芸能ってジュリスの集まり」とボケて笑いを誘った。

 数分後、一向に負荷遮断が行われない様子に、ケネディは再度電話で「負荷遮断しろ!」とブチギレ。これにジュリスは「やっているんだが」「どうだ?よくなったか?」と嘘をつき、ごまかしていた。実は、ジュリスには負荷遮断ができない根本的な理由があった。負荷遮断では、停電させた後に専門スタッフが予備電力の復旧作業を行うが、この日ジュリスは勝手にスタッフを早帰りさせていたのだ。

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 その後、ついに送電線の1本がダウンし、しびれを切らしたケネディはジュリスの部下で若手社員のコーチャムに連絡。急いで負荷遮断をするよう指示を出した。しかし、コーチャムは緊急時の研修を受けていなかったため、負荷遮断の複雑な操作パネルに混乱。ケネディに急かされたコーチャムは勢いでまったく関係ないボタンを押してしまい、その結果、大停電が起こってしまったのだった。

 小さなしくじりの積み重ねが引き起こした大騒動の顛末に、出演者たちは「めっちゃ面白いこの話」「怖すぎるな」と、興味深そうに聞き入っていた。

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#236:【ニューヨーク大停電】カズレーザーが徹底解説!大都市を一夜にして混乱に陥れた世紀の事件
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