28日にさいたまスーパーアリーナで『超RIZIN.3』が行われ、メインイベントで朝倉未来(32=ジャパン・トップチーム)と平本蓮(26=剛毅會)が激突。平本が1ラウンド、踏み込んで左フックを合わせると左右の連打。さらにパウンドで攻め立て衝撃のKO勝利を収め、“路上の伝説”、さらに二人の因縁に終止符を打った。
この試合は「ラストマン・スタンディング・タイトルマッチ」のRIZINフェザー級(66kg)5分5ラウンドで実施。3ラウンドまでに決着がついていなければ、3ラウンド終了後にそこまでの採点をアナウンス。判定はトータルマストではなく、ラウンドごとの10点⽅式。さらにLMSベルトを掛けた一戦となった。
27日、都内で行われた前日計量では朝倉が65・9キロ、平本は66・0キロで計量をクリア。平本が「朝倉未来と試合するために、本当に過去最高に格闘技人生すべてをかけてやってきました。明日は勝って『ありがとう』を伝えます」と話し、対する朝倉は「やることやってきたので、本当に明日は凄い試合を見せます」と応じ、両者とも臨戦態勢に入っていた。
今月6日には、都内でのフェイスオフが実施された。その後の会見で朝倉は「負けたら100%引退」を明言するなど揺るぎない自信を口にした。一方の平本は会見で「どうなっても」と強調し、引退を真っ向から否定していた。ついに因縁に終止符が打たれた両者。路上の伝説から成り上がり、再び“朝倉未来ここにあり”を印象付けた朝倉。“過去最高”に格闘技と向き合ってもなお、朝倉に敗れた平本。二人の今後のストーリーからさらに目が離せなくなってきた。