“路上の伝説”朝倉未来が平本蓮に衝撃の1ラウンドKO負けを喫した。ファンからは「まじで信じたくない」など悲痛な声が聞かれる一方、「引退して欲しいかな」という引退宣言を尊重する複雑な声が多く見られた。
2024年7月28日(日)、さいたまスーパーアリーナ『超RIZIN.3』第11試合メインイベントで、朝倉未来(ジャパン・トップチーム)と平本蓮(剛毅會)が対戦。1RTKO勝利で因縁の戦いに終止符を打った。
長きに渡る対立の歴史に、ついに決着がついた。地下格闘技アウトサイダーで2階級制覇を果たした朝倉が2018年にRIZIN初参戦すると、その翌年、平本がXに「朝倉兄弟まじでかっこいい! 普通に気づいたらファンになってた」と投稿。
だがその後、朝倉が「総合格闘技ってすぐには強くなれないよ」「平本蓮くんが僕とやりたいとつぶやいたらしいですけど、何言ってんの?という感じなんですけど…」とSNS投稿する一方、平本は「朝倉未来をぶん殴ってみた」と題した動画をYouTubeに投稿。サンドバッグに朝倉の顔写真を貼りつけ、それを殴って挑発する動画を公開。それから今日まで、約4年に渡り二人は舌戦を繰り広げてきた。
その因縁は、平本の1R 2分13秒KO勝ちという形で幕を閉じた。勝利者マイクで平本は「朝倉未来、ありがとう。そして引退しないでください。朝倉未来がいたからこんな情熱を持ってやってこれたし、見つめ直せた」と、憎さ全開のやり取りを続けてきたが、試合後は負けた朝倉を慮ったコメントをしていた。
負けた朝倉の呆然とした様子に、Xでは「平本蓮が強かった...悔しい...」「俺って朝倉未来のファンだったんだな」という試合に感動したファンの声がある一方、「『まだ頑張れ』『また見たい』とか軽々しく言えないよな。それもファンからしたらつらいよな」「まじで信じたくない。でも、ファンとしてはもう朝倉未来は引退して欲しいかな」など、いたわるコメントも多く見られた。
©︎RIZIN FF