ブータンの国内リーグで1試合限定の選手復帰を決めた本田圭佑が7月31日に『ABEMA Prime』に出演し、約2年8カ月ぶりとなる実戦を前に、意気込みを語った。契約したパロFCにとっては、AFCチャレンジリーグへの出場をかけたプレーオフという大事なゲームで、試合は8月13日に行われる。本田は、異例の契約形態に「格闘家みたいなオファーだ」と語り、ポジションとしては「スリートップで右の前。点を取りに行く」と、1試合で大きな存在感を示そうと意欲を燃やした。
本田が選手としてプレーするのは2021年以来のこと。周囲も予想しなかったブータンのチームとの契約については「数カ月前にブータンに行ったことがきっかけでオファーをいただけた。『1試合だけだったらいいよ』と言ったら1試合できた。1カ月や2カ月という短い契約期間でチームを探していたが、1試合は確かに極端だと思う」と笑った。
2022年に手術をした膝の調子も良好のようで「実はもう1年前ぐらいから割とよくなっていた。なかなか思ったようなオファーが届かないところ、今回は本当に理想的に1試合、なんか格闘家みたいなオファーをいただいた」と語った。
コンディションを整える上でも気持ちが異なってくる。「1試合というのはすごく緊張感がある。調整ミスで、足をケガして出られないこともある。そうならないように調整の仕方は本当に気をつける」と慎重だった。またチームからは、「1試合の後も、いたいだけ、いてくれていいと言われている。ここで住むかもしれない」と、本田節で応じた。
海外ではカンボジア代表チームのGM、実質的な監督も務めた経験を踏まえて、「ブータンの選手の方が、カンボジアよりもさらに体が小さい」と特徴を示し、試合では「スリートップの、右の前で行くと思う。点を取りに行きます」と、豪快なゴールを狙いに行くと宣言していた。
(『ABEMA Prime』より)
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