【クラブ親善試合】ウェストハム 1-3 クリスタル・パレス(日本時間8月4日/レイモンド・ジェームス・スタジアム)
鎌田大地が新天地クリスタル・パレスで早くも躍動している。プレシーズンマッチのウェストハム戦でボランチとして先発出場した日本代表MFは、ボールカットすると自ら持ち上がって柔らかいスルーパス。味方が敵GKと1対1になるビッグチャンスを作り出した。
66分に見事なボール奪取からゴールの起点となった鎌田が、さらに83分にも魅せた。ウェストハムが最終ラインから楔の縦パスを出したシーンで、ハーフウェーライン付近にいた鎌田が見事な読みを活かしてパスカットする。
鎌田はそのまま縦にボールを持ち上がると、チームメイトたちも動きに合わせてスプリント。右、中央、左にスペースができた中、鎌田は右足インサイドで右サイドに柔らかいスルーパスを送り込んだ。
このパスに抜け出したMFジェフェリー・シュラップは、ウェストハムのGKルカシュ・ファビアンスキと1対1に。完全に決定機となったが、トゥーキック気味のシュートは惜しくもスーパーセーブに阻まれ、鎌田のパスはアシスト未遂となった。
3-1で勝利したこの試合で、鎌田はフル出場。現地メディアの『WE ARE PALACE』は、「試合のベスト選手TOP3」の1人に日本代表MFの名前を挙げ、「これまでの試合で鎌田大地は絶対的なトッププレーヤーだったが、ウィル・ヒューズとともにセントラルMFの一角で先発したこのゲームでも例外ではなかった」と称賛し、さらに次のように続けている。
「鎌田はタッチやパスなど全てのクオリティーが抜きん出ており、これまでのところ素晴らしい新戦力としての期待に応えている。2週間後に開幕するプレミアリーグで彼のプレーを見るのが待ちきれない。彼の多才さはすでにパレスにとって素晴らしい強みとなり、グラスナー監督に中盤とシャドーに複数の選択肢を与えている」
今夏にラツィオを退団し、フランクフルト時代の恩師オリヴァー・グラスナー監督が率いるクリスタル・パレスに新天地を求めた鎌田。日本時間8月17日に開幕するプレミアリーグは初参戦となるが、現地イングランドでも期待はかなり高まっているようだ。
(ABEMA de DAZN/クラブ親善試合)