【明治安田J1リーグ】川崎フロンターレ 3-0 ヴィッセル神戸(8月7日/Uvanceとどろきスタジアム by Fujitsu)
2人目の退場にスタジアムは騒然となった。ヴィッセル神戸のDFマテウス・トゥーレルが川崎フロンターレ戦で、副審に向かってボールを蹴り出すと、これが侮辱行為と見なされレッドカードで一発退場に。ファンからは「ありゃ退場だろ」「厳しいような…」「イエローで妥当かな」と異なる意見が飛び交っている。
神戸は前半終了間際にMF飯野七聖がシミュレーション判定で退場となったが、同じく物議を醸したのが63分だった。川崎が放ったシュートがゴールラインを割り、神戸のGK前川黛也がゴールキックで再開しようとしたところ突如、審判が笛を吹いた。そのままトゥーレルに対してレッドカードを提示した。
トゥーレルはなぜレッドカードを提示されたのか理解できず困惑し、神戸の選手たちが主審に詰め寄る。リプレイが映し出されると、トゥーレルがピッチ上に残っていたボールをピッチの外へと出す際に副審めがけてボールを蹴っていた。副審は股を広げてボールを避けたが、これが侮辱行為と見なされ、退場処分となったようだ。
この珍しいシチュエーションでの一発退場は、サッカーファンの間で大きな話題に。SNSには「ちと厳しいような…」「イエローで妥当かな」「映像見ても良かったと思うんよな〜」「副審に向かってボールを蹴ってるとはいえそんなに強く蹴ってるわけではないし、一発レッドに値することなのかな」など判定に疑問の声が挙がった。
一方で、「厳しめの判定とはいえレッド妥当やろ」「余計なことしたのは間違いないよね」「ありゃ退場だろ」「副審にボールを渡す理由がない中であえて副審に向かってボールを蹴るのは侮辱の意図が含まれてる」「妥当だと思うが」と正当な判定との意見も散見され、ファンの間で大論争になっている。
実況を務めた下田恒幸氏も「ものすごく浮かせて強く蹴ったとようには見えなかったですけど、とはいえ危険行為だったということですかね」と口にすると、解説の水沼貴史氏は「そういうことでしょうね」とコメントした。
神戸は9人になって以降も必死に戦ったが、71分と85分に川崎のFW山田新にゴールを奪われた0-3で大敗。試合後、神戸の吉田孝行監督は「2人目が退場した時点で、試合が終わってしまった。本人(トゥーレル)はパスをしただけと言っていたし、僕も映像を見ましたけど、一発レッドはどうなのかなと思いました」と判定に納得がいかない様子だった。
(ABEMA de DAZN/明治安田J1リーグ)