【写真・画像】これ、劇場版じゃなかったんだ!ルパン三世の物語をつなぐTVSP、記念すべき第1弾は名シーンだらけだった 1枚目
【映像】興奮と切なさが混在するルパン三世らしいクライマックス(1:24:41ごろ〜)

 「ルパン三世」のテレビスペシャルの歴史はここから始まった――。記念すべき第1作「ルパン三世 バイバイ・リバティー・危機一発!」は、愛憎渦巻く母子の最期のやり取りと、そこに寄り添うルパン(CV:山田康雄)が胸を打つ。

【映像】興奮と切なさが混在するルパン三世らしいクライマックス(1:24:41ごろ〜)

 アニメ「ルパン三世」シリーズは、神出鬼没の大泥棒ルパン三世とその仲間たちの活躍を描いたモンキー・パンチ氏による漫画が原作。テレビシリーズや劇場版のほか、不定期で放送されるテレビスペシャルも人気を集め、冒険活劇の金字塔として老若男女に愛されている。

 1989年に放送されたアニメ「ルパン三世 バイバイ・リバティー・危機一発!」は、2024年現在、第27作まで制作されているテレビスペシャル版の記念すべき第1作目だ。コンピューターの扱いに長けた天才少年マイケル(CV:田中真弓)が、ルパンに“ある依頼”をすることで物語は大きく動き出す。

 マイケルの真の目的とは、自分が生まれてすぐに家を出て行った母親と再会することだった。「バカヤローって一言言ってやりたいんだ!だって、僕を……僕を……捨てたんだから……」と泣きじゃくるマイケルに対して、ルパンは、「そっか」と優しく頷いていた。

 マイケルの母親というのは、なんとルパン一味が一時行動をともにしたイザベル(CV:駒塚由依)だった。いまや敵対する立場となったイザベルだが、ルパンはマイケルのために瀕死の彼女を命がけで連れ帰った。そして、ルパンに「さあ、マイケル。言ってやれ。思いっきりバカヤローってな」と促されて、ついにマイケルは母親と再会を果たした――。

 複雑な関係の母子が最期に交わしたやり取りと、マイケルに優しく寄り添い続けるルパンに心を動かされること間違いなし。その後、マイケルが“母親と異なる、ある相手”にバカヤローと叫ぶシーンも印象深く、「こんなに心に沁みる作品って滅多にない」「ルパンは良いパパになるよね……」「やりとりにボロボロに泣いた」と多くのファンに感動を与えた作品だ。

原作:モンキー・パンチ(C)TMS

ルパン三世TVSP #01 バイバイ・リバティ―・危機一発!
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