【WRC】第9戦 ラリー・フィンランド(8月3日/デイ3)
世界最高峰のラリーで、33歳のベテランドライバーが奮闘。ジャンプスポットの多いフィンランドで、速度に乗った大ジャンプからのコーナリングという超美技を披露した。
デイ3のSS(スペシャル・ステージ)16は、「オウニンポウヤ」と呼ばれる伝統のコース。森の中でゆるい高速コーナーが続くグラベル(未舗装路)の長距離ステージだ。前日に続いて天気は安定せず、路面はところどころ濡れた部分が見られるコンディションと、さらに攻略を難しくなっている。
前日デイ2のSS6で木立にマシンをぶつけてしまったが、ヒョンデのエサペッカ・ラッピはフィンランド出身。このままでは終われない。SS16がスタートすると、コース前半の長いストレートをアクセルベタ踏みで駆け抜け、実況が思わず「195キロ!」と叫んでしまうほど超速でジャンプスポットへ侵入した。
着地すると即、次のコーナーへ侵入、さらに小ジャンプと忙しい。その間、メーター表示には「199キロ」という数値も見えている。実況の田畑祐一アナウンサーによれば、「WRCは5速ということで、ギア比の関係で時速200キロしかトップスピードは出ない」にも関わらず、この速度ということでファンも驚かされた。
結果的に、ラッピのマシンはこの後タイヤをバーストさせて残念な結果に終わってしまう。しかし、ジャンプして着地した時点で次のコーナーが始まっているこの難コースで、マシンの向きを変えてから斜めにジャンプするヒョンデ i20 N ラリー1ハイブリッドの勇姿は光っていた。
視聴者からも多くの反響があり、「ジャンピングドリフト」「こえーw」「飛んだ先でも一回跳ねるのが怖い」「曲がりながらジャンプするよね」「車は空を飛びます」「こっわw」といったコメントが並んでいる。
(ABEMA『WRC 世界ラリー選手権 2024』/(C)WRC)
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