「しくじり先生 俺みたいになるな!!」に、元AKB48の内田眞由美が登場。焼肉店を経営する中で起こったトラブルを告白した。
有名人のしくじり経験から教訓を学ぶ本番組。この日は、元AKB48メンバーで焼肉店のオーナーを務める内田眞由美が前回に引き続き登場し、「新たなチャレンジでしくじらないための授業」後編を行った。
授業を聞くメンバーには、オードリーの若林正恭、平成ノブシコブシの吉村崇、ハライチの澤部佑らレギュラー陣の他、柏木由紀、福留光帆、ゆうちゃみらが出演。
前回、セカンドキャリアで「焼肉IWA」をオープンすることになった経緯と、初期費用で4000万円以上の借金を背負ったことを明かした内田。AKB48の肩書きのおかげで初年度は年商1億円と絶好調だったものの、グループを卒業した途端に客足は遠ざかり、売り上げは半減したという。
オープンから2年後の借金がまだ2600万円ほど残っていた頃、内田は「敏腕経営者」と紹介されたAさんから「フランチャイズ店を新潟に出しませんか?」と誘われた。内田はすぐに母に相談して前のめりで話を聞くも、母は「なんか怪しいわね」と疑っていたという。それでも当人はその経営者を「信じきっていた」のだとか。
話はトントン拍子で進み、半年後には「焼肉IWA新潟店」がオープン。初日から行列ができるほどの大盛況だった。しかし、その3ヶ月後、新潟店の従業員からの報告で給料の未払いが発覚。本店へのロイヤリティも支払われず、その他にもAさんの問題行動が複数明らかになったという。
内田がよく調べてみると、実はAさんは会社の役員でもなんでもなく、契約上はただの部外者だった。その後、Aさんは音信不通で消息不明になり、関わりのあったAさんの家族も消えたという。スタジオは「家族でグルだったのかも」「本当のお母さんかもわからない」と、詐欺グループの可能性を疑った。結局、新潟店は半年で閉店したという。
さらに不運は重なり、2020年にはコロナが直撃。お客さんも給料もゼロの生活が続いた。内田は店存続のために2000万円の借金を追加したが、それでも経営状況は変わらず、とうとう閉店を決意。店は居抜き物件として売りに出すことにしたという。
しかしその後、物件を見学しに来た成金外国人からデリカシーのない態度を取られた内田は、悔しさのあまり閉店を撤回。母と何度も会議をする中で、「物件を見に来たのは外国人ばかり。このお店は外国人にとって魅力的なんだ」と気づいた内田は、外国人観光客をターゲットにする経営方針に変更したという。
その戦略が功を奏し、コロナ明けには外国人客が急増。売り上げは予想を上回るペースで回復し、今年4月に「焼肉IWA」はオープン10周年を迎えた。しくじりながらもあきらめなかった内田に、スタジオからは「コロナ挟んでの10周年はすごい!」と拍手が送られていた。