【UEFA スーパーカップ】アタランタ 0－2 レアル・マドリード（8月15日／スタディオン・ナロドヴィ）
怪物伝説の新たな章の幕開けを告げる祝砲となった。今夏にレアル・マドリードへ移籍したフランス代表FWキリアン・エンバペがデビュー戦で豪快弾を叩き込むと、ファンたちは「怪物伝説の始まり！ 」「今季のマドリーは楽しみしかない」と歓喜に包まれた。
新シーズンの幕開けを告げるUEFAスーパーカップが日本時間15日に行われた。チャンピオンズリーグ王者であるレアル・マドリードは、ヨーロッパリーグ王者であるアタランタと激突。注目はなんと言っても、快足ストライカー・エンバペを加えたレアル・マドリードの強力な攻撃陣だ。
レアル・マドリードが1点リードで迎えた59分、期待の新戦力が早速結果を残す。ブラジル代表FWロドリゴが、右サイドの高い位置でボールを回収したところからショートカウンターを発動。中央のブラジル代表FWヴィニシウス、左のイングランド代表MFジュード・ベリンガムへとボールが繋がった。
このタイミングでエンバペは左サイドからボックス中央へと動き出すと、そこにドンピシャのタイミングでベリンガムからパスが通る。右に流れながら右足を振り抜くと、ボールはGKの手の届かない“神コース”を通って右隅のネットを揺らした。
解説を務めた風間八宏氏は「（ベリンガムは）エンバペだからこのパスを出していると思いますが、普通ならこんなに簡単に届かない。コースも見つけている」とエンバペの加速力と決定力を称賛。さらにゴールに絡んだロドリゴ、ヴィニシウス、ベリンガムについても「この4人は動きが速くて、次から次へと動きを止めなかった。動きの質の高さが組み合わさると相手はわからない」と賛辞を送っている。
エンバペのデビュー戦ゴールにSNS上では「怪物伝説の始まり」「エンバペが決めて、やっと移籍したこと確信したわ」「もう決めたんかやばすぎマジで」「今季のマドリーは楽しみしかない」「初ゴールおめでとう」などお祝いのコメントがずらりと並んだ。
エンバペの活躍もあり、レアル・マドリードは2-0で勝利してシーズン最初のタイトルを手にしている。なお、UEFAスーパーカップ通算6度優勝は歴代最多の記録となった。
（ABEMA de WOWSPO／UEFA スーパーカップ）
