この時期、小中学生などジュニアモデルの撮影会が夏休みを利用して各地で盛んに行われている。
料金を払うことで小中学生をモデルとして時間制で撮影できる仕組みだが、露出の多い衣装での撮影などもあり「普通に気持ち悪い」「親が子どものこと商品扱いしてて嫌悪感がある」などSNSでは批判的な投稿も相次いでいる。
アイドルグループSKE48の一員だった柴田阿弥キャスターは「私は17歳の頃から仕事を始めたが同期には小学生の子もいた。当時は自分がいたグループではモデル撮影会のようなものはなく、ファンと2人で写真を撮る写メ会などの際もブースに一人ひとりついたスタッフに守られていた」と当時を振り返った。
その上で対策について「ジュニアモデルの撮影会は“性善説運用”ではダメだ」と指摘した。
「児童労働は搾取の対象になりやすいからこそ、国際社会からも厳しい目を向けられている。だから、性善説運用ではなく『子どもの権利を絶対に守るんだ』とガチガチに守ったうえでイベントを開催しなければ絶対に理解は得られないし、将来にわたって苦しむ子どもが出てきてしまう。保護者による監視も必要だが、保護者と言っても様々で、これについて『親ガチャ』のようなことはあってはならない。法整備と社会の厳しい目で子どもを守っていくことが必要だ。もちろんこれは表現の自由の制限とは全く違う話であり、子どもが搾取されないために絶対に抜け穴があってはいけない。どう守っていくか、そして同時にどうやって子どもの夢を応援するか、バランスを取るべきだ。撮影会を大人がやるのと子供がやるのは全く別物で、将来『あれは性被害だった』と悩むことがあってはいけないし、デジタルタトゥーとして残ってもいけない。夢を隠れ蓑にして子どもが搾取されることはあってはならない」
レイ法律事務所の佐藤大和弁護士は「(性器の露出など過度な露出がない限り)児童ポルノ法の適用は困難であり、(多くの場合)フリーランス扱いのため労働基準法も不適用。性的・経済的搾取から子どもを守るための法律がなく、現状の法制度のほうが問題だ」と指摘している。
(『ABEMAヒルズ』より)
本記事は自動文字起こしツールや生成AIを利用していますが、編集部の確認を経て公開しています。