【リーグアン】モナコ1-0サンテティエンヌ(8月18日/スタッド・ルイ・ドゥ)
歓喜のオープニングゴールになるはずだった―ー
モナコに所属する日本代表MF南野拓実が開幕戦でいきなりネットを揺らしたが、わずかに“つま先”が飛び出していたとジャッジされてノーゴールに。これにはファンも「起きてて良かったー、えっオフサイド?」「タキらしいシュートだったのに…」「えっ?オフサイドなん?」とガッカリしている。
注目のシーンはスコアレスで迎えた21分だった。モナコが右サイドから敵陣中央に攻め入り、MFベン・セギルの縦パスを受けたFWブレール・エンボロのフリックにDFの間から抜け出した南野がGKの股間を通す冷静なフィニッシュでゴールマウスを射抜いた。開幕戦で新シーズンの幕開けとなるオープニングゴールを決めると、南野は満面の笑みでガッツポーズし、集まったチームメイトとハイタッチを続けて喜びを分かち合った。
かつてフィリップ・トルシエ元日本代表監督の通訳を務めた解説のフローラン・ダバディ氏は「ラストパスも素晴らしかったし、ベン・イェデルと南野のコンビを連想させる一瞬でしたね。(南野は)ボールをもらう前にどんな形のシュートにもっていくかをちゃんとイメージしていますよね。顔を上げてGKを見る余裕もあり、素晴らしかったですね」とゴールを絶賛した。
日本人ファンは「モナ王キタ」「オープニングゴール!モナ王!」「今年も南野のチームだな」「今季も南野おおおお!!」と歓喜した。
しかし、VARの結果オフサイドの判定でノーゴールに。中継にリプレイ映像が映し出されると、わずかにつま先が飛び出していた。解説のダバディ氏は「本当に右足の先っぽだけですよね」と残念そうにコメントした。
まさかの取り消しにファンも「まじかよー」「もうこれはゴールにしてくれよ」「オフサイドかよ」と悔しさを滲ませた。
しかし、南野はその直後の28分に鋭い抜け出しから華麗なループシュートでネットを揺らし、今度こそ正真正銘のゴールを奪ってみせた。これが決勝点となり、チームを開幕戦勝利に導いている。結果的にリアルタイムで視聴した日本人ファンは最高の夜更かしになったに違いない。
(ABEMA de DAZN/リーグアン)