【明治安田J1リーグ】川崎フロンターレ1-3横浜F・マリノス(8月17日/Uvanceとどろきスタジアム by Fujitsu)
まさに目が覚めるようなシュートだった。今夏にスイスのセルヴェットへの期限付き移籍から横浜F・マリノスに復帰した西村拓真が、ボックス手前から20m越えのゴラッソ。復帰5試合目の待望のゴールを喜ぶファンの大歓声がスタジアムを包み込んだ。
今年2月、キャリア2度目の欧州挑戦を決断した西村拓真は、2023-2024シーズンの後半戦をスイスのセルヴェットでプレー。リーグ戦では14試合で3ゴールを決め、国内カップ戦では決勝に進出。PK戦にまでもつれた接戦で3人目のキッカーとして登場すると、冷静にネットを揺らし、2000-2001シーズン以来のカップ戦制覇に貢献していた。
しかし、今夏に横浜FMに復帰。7月14日に行われた鹿島アントラーズとの試合から再びトリコロールのユニフォームを身にまとってプレーしている。
復帰から4試合が経過した時点ではゴールが生まれていなかったが、川崎フロンターレとの今節で待望の復帰後初ゴールが決まった。
横浜FMが1-0とリードして迎えた60分、川崎FのDF高井幸大のクリアが中途半端になったところをフリーの西村が回収。ゴールまではかなり距離があったが、相手の寄せが甘いと見るや、利き足ではない左足を振り抜いた。
これが右サイドネットに突き刺さり、横浜FMがリードを2点に広げることに成功。近くで目撃したチームメイトのエウベルは、衝撃的なゴラッソに思わず頭を抱えたほどだ。
待望の復帰後初ゴールにはファンも「ヤバすぎる」「西村のゴラッソのヤバさ、サッカーやったことある人ならわかる」「西村おかえり!!!って感じ!!」「スーペルゴラッソにニヤニヤしちゃう」「マリノスに足りなかったのは西村だった」と大興奮。上位争いから一歩遅れている強豪に足りていなかった“ラストピース”の復帰を歓迎していた。
(ABEMA de DAZN/明治安田J1リーグ)