事件発生から2年以上が経過している「別府ひき逃げ事件」で、全国に重要指名手配されている八田與一(はった よいち)容疑者は逃走を続けており、いまだ未解決のままだ。八田容疑者はどのようにして逃げ延びているのか。リーゼント刑事こと元徳島県警警部の秋山博康氏が予想した。
秋山氏は自身の経験を踏まえ、容疑者の逃走生活について「腰据えて逃げる犯人は、変装して別人になりすまして、人を騙して、いい食事をして過ごしている。普通の生活をしているから周りの人間もなかなか区別がつかない」と語る。
八田容疑者の手配書は「日本一有名になっている」と前置きしつつ、「自分のポスターを絶対に見ている。SNSも見ている。だから絶対に変装して、偽名を使っている。ただ、話し声や笑い声、笑い方、動きは出てくるので、大きな証拠になってくる。これが追跡捜査においても非常に重要なポイントだ」と見解を述べた。
「本人の生き様を見ると、美意識が高いので、自分の顔を結構気に入っている部分があるから、整形手術をして顔を変えるというよりも、おそらく化粧で変えて変装している可能性が高い」
警察で指名手配犯を探す捜査手法として「見当たり捜査」があるとして、捜査員は耳と目の2つを覚えるという。「耳は全員指紋と一緒で、耳紋があって形が違うため、重要なポイントとなる。ほくろは消されたらアウト。それと目は、二重にするなど、化粧でいろいろ変えたりするかもしれないが、八田容疑者の特徴はつり目。この目というのも非常に特徴がある」と説明。
しかし、瞳の位置や瞳孔間隔は変えることができるため、それだけで判断するのではなく「耳、目、声、動き、笑い声などを参考にして、一日でも早く発見し、逮捕に至ったらいいと思う」と自身の意見を述べた。
情報提供は別府警察署(0977-21-2131)まで。X(旧Twitter)の番組公式アカウント(@News_ABEMA)のダイレクトメッセージでも情報を募集している。
(『ABEMA的ニュースショー』より)
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