【リーグアン】スタッド・ランス 0-2 リール(8月18日/スタッド・オーギュスト・デローヌ)
才能の片鱗を見せつけた。フランス代表のFWキリアン・エンバペの弟、17歳のMFエタン・エンバペが、リール移籍後の公式戦初出場でいきなりゴール関与。これにはファンも「こりゃ出番増えそうだわ」「弟も上手いじゃん」と盛り上がりを見せた。
2024-2025シーズンがついに開幕したリーグアンで、リールは日本代表FWの伊東純也と中村敬斗が所属するスタッド・ランスと対戦した。
リールの1点リードで迎えた87分だった。ベンチでユニホーム姿になったエンバペの姿が映し出されると、思わず解説を務めた中山淳氏も「お!?きましたね!」と反応を見せ、その直後にピッチに送り出された。このデビューにはABEMA視聴者も、「エンバペきたー!」「確かに似てるな」「ここからエンバペ弟くるんかい!」など期待を覗かせる反応を見せた。
すると90+3分、エンバペがその才能の片鱗を見せつける。ボックス右側に侵入したDFチアゴ・サントスが粘りを見せると、ゴール前やや右のエンバペにマイナスのパスを送る。これを受けたエンバペはワンタッチすると、素早く寄せてきた相手を避けるために左斜め後ろにボールを回避。そこから腰を捻って左足で強引にシュートを放った。
シュートは相手DFに当たり、ボールはゴール前にいたFWジョナサン・デイヴィッドの下へ。カナダ代表FWはこれを押し込み、チームの2点目を決めた。
このエンバペの強引なシュートから生まれたゴールにはABEMA視聴者も反応。「エタンやってくれた」「弟も上手いじゃん」「まだ17歳で試合でるとかバケモノ」「こりゃ出番増えそうだわ」「左利きか弟」などのコメントが出ていた。
今夏にパリ・サンジェルマンからリールに移籍したエタン・エンバペは、2006年生まれの現在17歳。右利きの兄とは違って左利きで、ポジションも中盤センターを主戦場とする司令塔タイプだ。タレント豊富なフランスのU-16とU-19の代表チームに選出経験があるなど、こちらも将来を嘱望されている。
エタンは昨シーズンのパリ・サンジェルマンで公式戦85分間の出場に終わった。しかし、開幕戦でいきなりゴール関与したこともあり、リールではより多くの出番に恵まれそうだ。リールはチャンピオンズリーグのプレーオフにも進出しており、本選出場となってレアル・マドリードとの試合が組まれれば、“兄弟対決”という展開もありえる。
試合はこのまま2-0でリールがスタッド・ランスに勝利。日本人コンビは中村が72分までプレーし、伊東はフル出場したが、ゴールに結びつく決定的な仕事はできなかった。
(ABEMA de DAZN/リーグアン)