【ラ・リーガ】マジョルカ 1-1 レアル・マドリード(日本時間8月19日/ソン・モイシュ)
自慢のスプリントを活かした圧巻の守備だった。マジョルカに所属する日本代表FWの浅野拓磨が、爆速プレスバックからの強靭なデュエルでレアル・マドリードのMFジュード・ベリンガムからボールを奪取。このプレーにはファンから「神プレスバック」「ベリンガムと浅野のマッチアップ観れるなんて最高」と興奮する声が挙がった。
今夏にドイツのボーフムからスペインのマジョルカに移籍した浅野は、2024-2025シーズンのラ・リーガ開幕となったレアル・マドリード戦に4-3-3右ウイングで先発出場した。
13分にレアル・マドリードのFWロドリゴが先制点を挙げ、迎えた16分だった。浅野が献身的な守備で魅せた。レアル・マドリードがDFダニ・カルバハルのパスカットから、ロドリゴ、そしてベリンガムへとボールを繋いだ。
浅野はセンターサークル付近のベリンガムにボールが入った瞬間、最前線から猛ダッシュでプレスバック。相手がトラップからドリブルを開始すると、左後方から身体を入れてボールを完全に奪い切ってみせた。ベリンガムを吹っ飛ばす守備には、本拠地のサポーターからも拍手が起こった。
このプレーに解説を務めた元日本代表の田中隼磨氏は「いやー、素晴らしい。右の3トップの位置から、左サイドで味方がボールを失った瞬間にしっかりと中に絞ってスプリントしていましたね」と、一連のプレーを称賛した。
また、この好守備にはサッカーファンも注目。SNSには「ベリンガムから回収する浅野」「ベリンガムと浅野のマッチアップ観れるなんて最高や」「浅野、ベリンガムを止めた笑」「浅野がベリンガムからボール奪った!」「神プレスバックでベリンガムからボール奪取」「ベリンガムの所に浅野のカバー。素晴らしい」と舌を巻く声が相次いで投稿された。
浅野はその後も、59分にDFアントニオ・リュディガーを華麗に抜き去るなど攻守で活躍。71分に交代を告げられると、スタジアムのマジョルカ・サポーターからは拍手喝采が起こるなど、早くも地元ファンの心をガッチリと掴んでみせた。
なお、試合は53分にマジョルカのFWヴェダト・ムリキが強烈なヘディングを叩き込み、1-1のドローで終了。マジョルカによっては欧州王者レアル・マドリードから勝点1をもぎ取る上々の開幕戦となった。
(ABEMA de DAZN/ラ・リーガ)