【WWE】SMACK DOWN(8月23日・日本時間24日/ワシントンDC)
ユニットメンバーの介入ありきでタイトルマッチに臨んだセコすぎるラテン軍団に、肝の据わった女性レフェリーが怒りの“退場命令”を発動。問答無用の判断に、ピタピタの悩殺衣装で登場したラテン美女レスラーが悪態。同様に即退場を命じられる一幕があった。
US王者・LAナイトが初防衛戦でサントス・エスコバーと対戦。自ら率いるユニット”LDF”の介入を目論んだエスコバーだったが、女性レフェリーの怒りを買いゴングが鳴る前に「メンバー3人が全員強制退場」の異常事態に発展した。
たった1人で入場しファンを一気に盛り上げるLAナイトに対し、エスコバーは紅一点のグラマー美女、エレクトラ・ロペスを筆頭にエンジェル&ベルトと仲間総出で登場し介入する気満々。しかもリングアナウンサーのコールが始まると同時に「ゴング前に襲撃すれば反則ではない」という謎理論でLAナイトを場外で袋叩きに。
ABEMAの解説でWWE通の料理TikTokerでお馴染みのもりおも「卑怯な手ですが、まだゴング前なので反則ではないんですよね…」と、納得はいかないものの”ルール上はシロ”と説明するなか、2対1でバリケードへ激突させストッピング地獄とやりたい放題。一方、リング上のエスコバーは「俺は知らんよ」とすっとぼけたジェスチャーで高みの見物だ。
観客も“LDF”の暴挙に「お前はクソ!」コールで大ブーイング。このセコすぎる”LDF”の作戦にブチ切れたのがこの試合を裁くレフェリーのジェシカ・カーだった。ルール的には反則裁定できないものの、レフェリーの権限でエンジェル&ベルトに「お前たち退場」と速攻で怒りの強制排除を行った。
この強権発動に喰ってかかったのは、この日もピッタピタの際どい悩殺衣装姿で登場したセクシーなラテン美女ことエレクトラだった。 ジェシカの肩をたたき「今の退場、あなたおかしいでしょ?」とガン詰め。しかし、レフェリーは女子レスラーの恫喝にも動じることなく「あんたも退場よ!」と怒りの裁定を突き付けた。エレクトラは手を広げて「WHY?」とアピールするが、会場はレフェリーの英断に拍手喝采だ。
4対1で戦う気が、ゴング前に全員失って目論見が外れたエスコバーは茫然自失。ファンからは「退場きたー」「当たり前だろ」と冷ややかな声とともに「レフェリーネキ大活躍」「姐さん強え」「レフェリーの方が強そう」「ジェシカ ナイス!」とジェシカへの支持が大半を占めた。
仲間の後ろ盾を失ったエスコバーだが、元はといえば実力のある選手。1対1でも新王者相手に互角の戦いを見せるも、最後は自力に勝るLAナイトのフィニッシャー「BFT(ブランド・フォース・トラウマ)」に撃沈。試合後にはバックステージで退場となったベルト&エンジェルに当たり散らすなど最後まで“最低男”っぷりを貫いていた。(ABEMA/WWE『SMACKDOWN』)