【リーグアン】マルセイユ 2-2 スタッド・ランス（日本時間8月26日／オレンジ・ヴェロドローム）
攻撃のみならず守備でも存在感を放った。スタッド・ランスのFW伊東純也がマルセイユとのリーグアン2節で、爆速スプリントからの強烈チャージでボール奪取。「感情入ってて良い」「守備すごかった！」など熱狂するファンの声がSNSに挙がっている。
注目のシーンは2-2の同点で迎えた89分だった。ボールを支配するマルセイユは、MFピエーミル・ホイビュアがフリーになっていた左SBクエンティン・メルランにボールを展開。このピンチに反応したのが伊東だ。メルランを目がけてものすごいスピードでプレスバックすると、勢いそのままに強烈なチャージをかました。
メルランと伊東は激しくぶつかり、ほぼ同時に吹っ飛んで転倒。しかし、伊東はすぐさま起き上がり味方にボールを預け、その後のリターンパスを左足で大きくクリアしてピンチを凌いだ。
疲労の溜まっている試合終了間際でも、素晴らしいスピードとパワーを発揮した伊東にはサッカーファンも歓喜。SNSには「強純也さん」「感情が入ってて良いね」「純也くん守備えぐっ」「守備すごかった！運動量ハンパない」「記録には残らないけどチームに貢献してたね」など称賛のコメントが溢れた。
この試合でスタッド・ランスは、ロベルト・デ・ゼルビ新監督が浸透させたマルセイユのポゼッションサッカーに苦しみ、ボール支配率はわずか32%と守備に回る時間が長かった。そんな中でも伊東は、試合を通じて献身的な守備を見せ、さらにアシスト未遂の高速クロスや、味方のゴールのお膳立てとなる動きを見せるなど、存在感を発揮した。
伊東は90＋1分までプレーし、試合はこのまま2－2の引き分けで終了。開幕から未勝利のスタッド・ランスは、日本時間9月2日の次節はホームでレンヌを迎え撃つ。
（ABEMA de DAZN／リーグアン）
