【明治安田J1リーグ】横浜F・マリノス４－０セレッソ大阪（8月24日／国立競技場）
遊び心と技術が詰まったアシストだ。横浜F・マリノスのFWエウベルがセレッソ大阪との一戦で、右足アウトサイドでの股抜きパスで得点をアシストした。これに対して「エウベルのアウトサイドまた抜きパスえろすぎいいい」「エウベルよく見てた」など称賛の声が集まった。
見る者を感嘆させた瞬間は、横浜FMが1点リードで迎えた73分に訪れる。自陣でボールを奪ったホームチームがカウンターを開始。FWヤン・マテウスとアンデルソン・ロペスがワンツーでC大阪のカウンタープレスを回避し、ボールは左サイドを抜け出すエウベルへ。目の前に広大なスペースが広がる中、背番号7は対面するDFに対して斜めに向かっていく。細かいタッチとステップで徐々に間合いを詰めると、右足のアウトサイドを丁寧に振った。ボールは相手DFの股間を通り、ボックス内右に走り込んだDF加藤蓮にピンポイントで届く。これを押し込み、加藤のJ1初ゴールで横浜FMがリードを2点に広げた。
解説の福田正博氏は「見事なゴールですね」と述べた後、「かなり押し込まれた後に良い形でボールを奪って、ヤン・マテウスがうまく時間をつくりましたよね。それによって左サイドのエウベルのところに大きなスペースができた。加藤もフルスプリントですからね。少しパスが足元に入りましたけど、よくゴール方向にボールを飛ばしました。これはF・マリノスの得意な形ですね。サイドの背後からGKとDFの間に入ってくる」と一連の流れを解説した。
このアシストに対してファンは「これはヤバいやつ」「エウベルのトリベーラもお見事」「エウベルえらい」「エウベルのアウトのクロス上手いな」「エウベルのパスもえっちすぎる」「久しぶりにエウベルのアウトサイドキックがアシストに。スルーパスも上手いがスピードと精度がピカイチ」エウベルのパスえろすぎだろ、最高のアシスト」と大興奮だ。
トリコロールに身を包んで4年目。2022年には8ゴール5アシストでリーグのベストイレブンにも輝いたブラジリアンドリブラーが、テクニカルなパスでチームメイトのJ1初ゴールを演出してみせた。
47,926人の観衆が見守った国立競技場での一戦は、横浜FMが83分と90＋5分にもネットを揺らし、後半だけで4得点を奪って完勝している。
（ABEMA de DAZN／明治安田J1リーグ）
