造血幹細胞(血液を作る細胞)が正常に働かない患者に対し、健康な造血幹細胞を持つ骨髄を移植し、正常な血液を作る機能を回復させる治療法を「骨髄移植」という。成功すれば、骨髄は体内で増殖することから、白血病などから患者を救うことができる。ただし、白血球の型が適合しなければ移植はできず、その確率は兄弟姉妹で約4人に1人。血縁者以外では、数百人から数万人に1人という確率でしか一致しないという。また、日本骨髄バンクによると、2023年度には約55万人の骨髄ドナー登録者がいるものの、いざ患者とマッチングした後でも、4人に1人は様々な理由から“提供辞退”になってしまうという。他人を助けるためにドナー登録したはずが、なぜマッチングしたのに辞退してしまうのか。また辞退につながる問題は何か。『ABEMA Prime』では当事者を交えて議論した。