【WWE】RAW(8月26日・日本時間27日/ロードアイランド・プロビデンス)
反則三昧だった日本人女子ヒール軍団が、いつの間にやらベビーターンに成功。そんななか、真っ向勝負のリング上で見せた“謎の動き”が「なんだその動き」「ただカワイイ」など話題を呼んでいる。
抗争中のイヨ・スカイ&カイリ・セインとゾーイ・スターク&シェイナ・ベイズラーの対戦中でのひとコマ。一時の低迷から復活の兆しが見えてきた“ダメージCTRL”が悪女軍団を返上し、真っ向勝負でキレのある動きで勝利。カイリが新たに見せた癖の強い“地団駄パフォーマンス”で会場を盛り上げた。
試合序盤にゾーイに捕まっていたイヨからカイリへとタッチが成立。うずくまるゾーイを踏み台にコーナーポストのシェイナへエルボー、さらに2人へ得意の裏拳「カットラス」を連発して決めるなど、キレキレの動き。
これに飽き足らず、足と手で2人まとめてヘッドシザースと快進撃が止まらないカイリは、気を良くしたか…何やら叫びながら会場の盛り上がりを煽るように地団駄を踏みながらリング上をドヤ顔で歩く奇妙なパフォーマンスを開始。歌舞伎の「見得を切る」ポーズのような癖の強さ、動きに観客のリアクションもドンドン大きくなっていく。
ABEMAのWWE実況・清野茂樹アナウンサーもこの異変に気づいたか「以前、ダメージCTRLはブーイングを受けていた訳ですが…ファンの支持は日々変わってきます」とこれまでヒールだったユニットの人気回復ぶりに言及。しかしファンは「なんだその動きは」「ただカワイイ」とカイリの謎行動に釘付けだった。
最後は久々にフィニッシャーの「インセイン・エルボー」が決まり、カイリが見事勝利を呼び込んだ。新たに結成された元格闘技経験者からなる武闘派トリオ”ピュア・フュージョン・コレクティブ(PFC)”の手段を選ばないヒール感にお株を奪われた感じの”ダメージCTRL”だが、このところの試合ではブーイングよりも応援の声が大きく起きるなど、ファンの心情にも変化が生まれてきた様子。いつの間にかベビーターンに成功した彼女たちの今後の活躍に注目だ。(ABEMA/WWE『RAW』)