日本代表の鎌田大地が、6月に行われたワールドカップアジア2次予選のミャンマー戦で見せた超絶スルーパスを解説。自身のプレーについて「中間地点」「ファーストタッチ」「相手のシステムを頭にいれる」など心がけていることを語った。
6月に行われたワールドカップアジア2次予選で7ヶ月ぶりに代表復帰を果たした鎌田。先発出場したミャンマー戦では、超ロングスルーパスで中村敬斗のゴールをアシストした。
そのプレーについてABEMAスタッフが解説を求めると、鎌田は「うまくボールが奪えて、中間地点に立った時に、後ろからプレッシャーに来ているのが右のWBかCBの選手だというのが角度からわかった。そうしたら(中村)敬斗が空くことは見なくても何となく分かる」と解説。頭の中でスペースが空いていることを予測していたという。
さらにスタッフは、鎌田がボールをもらう際に意識していることについて質問すると「中間地点」「ファーストタッチ」「相手のシステムを頭にいれる」の3つを回答した。
「昔から体が強かった訳ではないので、あまり当たられたくない。中間に立つことは大事で、ファーストタッチは自分が何でもできるところに置かないとダメだと思っている。最近は相手のシステムを頭に入れて、どこからプレスが来たらどこが空くのかを見ずに頭に入っているようにしている」と、ボールを受ける前から入念な準備ができていることを語った。
「たまにありますよ。ボカーンと逆サイドに蹴ったら誰もいないとかは」。頭で考えることに加えて、自身の“感覚”に頼ることもあるという。時にはミスもあるが、感覚でパスを出す天才肌の一面も合わせ持つようだ。
27日には、所属先のクリスタル・パレスでカラバオカップ2回戦ノリッジ・シティ戦に出場し、1ゴール1アシストを記録する活躍を残した鎌田。得意のスルーパスでFIFAワールドカップアジア最終予選でもゴールを演出するのか。世界最高峰のプレミアリーグに挑戦した日本の司令塔の活躍に注目が集まる。(ABEMA/サッカー日本代表)