【明治安田J1リーグ】サンフレッチェ広島3-2FC東京(8月31日/エディオンピースウイング広島)
青赤の“ドリブル小僧”が真骨頂を見せた。FC東京のFW俵積田晃太がサンフレッチェ広島との一戦で、約40メートルを爆速ドリブルで突破して追撃弾をアシスト。これにはファンも「戦術、俵積田!」「破壊力半端ないw」と熱狂している。
FC東京が3点差を追いかける78分だった。GK野澤大志ブランドンからのスローを左サイドで受けた俵積田は、鋭い反転で相手選手の前に出ると、ハーフウェー付近からドリブルを開始。目の前に広がるスペースに向かって突進していく。圧倒的なスピードでぐんぐん持ち運び、追走してくる相手を置き去りにして、左足でゴール前中央へと折り返した。
ボールはカウンター対応に必死だった相手の“泣き所”のスペースに転がり、後ろから走り込んだFW小柏剛が滑り込みながら蹴り込み、起死回生となる追撃弾をもぎ取った。
約40メートルを単独で突破してアシストを記録した俵積田に対して、解説・森﨑浩司氏は「やはり1対1になったら、そこを突破するだけの力がありますし、かなり長い距離を運びました」とコメントし、俵積田のドリブルにフォーカスした映像が流れると「やはり速いですよね。個の力で打開しましたね」と賛辞を送っている。
途中出場選手2人で決め切った得点直後、中継映像に映し出された日本代表・長友佑都も“ドヤ顔拍手”で称賛した驚異的なプレー。これにはファンも「長友ドヤ顔w」「東京のドリブル小僧w」「やっぱヤバい」「俵積田は早くヨーロッパ行け」「長友ドヤ顔w」と興奮冷めやらぬ様子だった。
試合はその後、FC東京が90+1分にCKからオウンゴールを誘発して1点差に詰め寄るも、反撃はここまで。逃げ切った広島が7連勝を達成し、首位に浮上している。
(ABEMA de DAZN/明治安田J1リーグ)