【セリエA】ナポリ 2-1 パルマ(日本時間9月1日/スタディオ・ディエゴ・アルマンド・マラドーナ)
欧州サッカーファン注目の初対決が実現した。パルマに所属する日本代表GKの鈴木彩艶が、ナポリに新加入したベルギー代表FWのロメル・ルカクとの1対1でビッグセーブ。完全シャットアウトする好守を見せた。
パルマの1点リードで迎えた63分だった。投入直後のルカクが前線で身体を張ると、スルーパスに相手と入れ替わる形で抜け出す。1対1となった鈴木は絶妙なタイミングですかさず前に飛び出し、強烈シュートを右足一本でセーブしてみせた。
最終的にオフサイドの判定とはなったものの、ルカクのパワー、そして鈴木のセーブ力を十分に感じさせるモーメントになり、SNSにも「早くも彩艶vsルカク」「ザイオンがルカクとの1on1をシャットアウト」などのコメントが出た。
しかし、このプレーの直後に鈴木はFKで遅延行為を取られる。すると、75分にスルーパスに対して飛び出した際にナポリのFWダヴィド・ネレスと衝突。この日2枚目のイエローカードを受けて退場処分となってしまった。
鈴木の退場によりパルマは10人の戦いを強いられたうえ、5人の交代枠を使い切っていたことからDFエンリコ・デル・プラートが代理でGKを務めることになったが、急造GKではナポリの攻撃を抑え込めずアディショナルタイムに痛恨の2失点。逆転負けを喫している。
鈴木はこの試合後に帰国。日本代表の一員としてワールドカップ・アジア最終予選に臨む。
(ABEMA de DAZN/セリエA)