【WWE】RAW(9月2日・日本時間3日/コロラド・デンバー)
美人レスラーが大金星まで“あと一歩”のところで、スタンディング状態からよもやの瞬殺タップアウト負け。これまで同業女子レスラーにも「やる気あるの?」と罵られてきた鬱憤を晴らす絶好のチャンスが巡ってくるも、信じがたい衝撃結末に半泣き顔で悔しがる姿に「どんどん上手くなってる」「今後に期待」と温かい声援が相次いだ。
WWE「RAW」で”アルファ・アカデミー”オーティス&戸澤陽&マキシン・デュプリと”アメリカン・メイド”ジュリアス&ブルータス・クリード&アイビー・ナイルが対戦。突然覚醒したマキシンが“あと一歩”での「惜しすぎる」痛恨タップアウトでファンの同情を誘った。
“レスリングエリート”であるチャド・ゲイブルの新旧弟子対決という対立軸のある対決。リング下で裏切られた戸澤ら元弟子への恨みを爆発させる元師匠チャドだが、この日は”アルファ・アカデミー”のなかでも「顔だけの落ちこぼれ女子」と揶揄されてきたマキシンが内に秘めたポテンシャルを爆発させた。
試合ではマキシンがトップロープから場外の”アメリカン・メイド”3人を駆逐する見事な「クロスボディ」を炸裂させる。その後も元親友で今は互いに憎み合う間柄となってしまったアイビーへの猛攻撃も仕掛ける。
実況の清野茂樹アナウンサーも「マキシンが明らかに変わって来ましたよね」とその成長ぶりを絶賛するなか、見事な投げっぱなしの「フィッシャーマン」や長い脚を活かした回し蹴り。身体をくねらせての「来いよ、来いよ」と挑発しTシャツ破りのポーズも一段と様になっている。
ここでマキシンの活躍に危機感を覚えた元師匠・チャドがエプロンに上がり挑発。今までであれば動揺するマキシンだが、ハイキック一発でチャドを蹴り飛ばし、観客も大興奮。しかし、アイビーに背中をみせたのが災いとなりキックから「ドラゴンスリーパー」で締め上げられ瞬殺タップで試合終了。
あと一歩のところで、格上のアイビー超えならず…痛恨のミスに半泣き状態で顔を歪めるマキシンに対して「スタンディングのドラゴンスリーパーだと」ファンは一瞬のタップアウト劇に唖然。それでも「マキシンよくなってたのに残念」「マキシンは試合のたびによくなっている」と今後への期待を寄せる声が圧倒的に多かった。(ABEMA/WWE『RAW』)