がん闘病中の小倉智昭が『徹子の部屋』に出演。小倉は2年前の肺がん治療中に緊急入院し、生死の境をさまよった記憶を「三途の川ありましたよ」「親父がいて…」と振り返った。
9月4日(水)、黒柳徹子の『徹子の部屋』(テレビ朝日系列)が放送。小倉智昭(77)が出演した。
小倉は昨年末に腎盂がんが見つかり、左腎臓を全摘出している。「腎臓の数値が落ちて、もう危ないっていう時期があった」と明かし、「数値が落ちている時に腎臓を1つ取ると人工透析になるかもしれない。その覚悟を」と医師から予告されたという。
幸いにも小倉のがんによく効く治療法が見つかり、「今のところは仕事ができてるし元気」とのこと。「腹の中にがん飼ってると思えばね。なだめすかして」と明るく語り、「『元気ですね』ってみんなに言われる。体重も減らないし」と笑顔を見せた。黒柳は「拝見したところは全然わからない」と元気そうな小倉の様子に感心。がんの手術を3度乗り越えた小倉は、主治医から「本当に強い人ですね」と言われたという。
小倉は2年前、肺がん治療中に倒れて緊急入院した際に“三途の川”を見たそう。「膀胱がんが転移したんでしょうね。全摘はしたものの、2年経って肺に転移」「転移したら手術できなくて化学療法になる。今思えば副作用だったのか、腎臓の数値が急激に落ちた。5回目の投与が終わった後に緊急入院。家内のところに連絡があって『今日あすが山かもわからない』と言われたって」と急展開の日々を振り返った。土気色で手が震え、呂律が回らない小倉を見て、妻ですら「別人」と感じたという。
小倉は「三途の川、ありましたよ。親父が出てきた」と報告。「立ち話をして、『智昭そろそろ父さんは行くぞ』と」「綺麗なお花畑があった」と思い出を明かした。