【WWE】RAW(9月2日・日本時間3日/コロラド・デンバー)
身長“2メートル超え”の大巨人レスラーが、デカすぎるビジネスチェアをぶん投げる場外凶行。直撃して大の字になった対戦相手をよそに、会場は「クソやばい!クソやばい!」と大チャントで大盛り上がりだった。
シェイマス、ルートヴィヒ・カイザー、ブラウン・ストローマンによるトリプルスレットマッチでの一コマ。互いに抗争が激化している3人が激烈な死闘を繰り広げたが、ケガを押して凶行出場した2メートル3センチ、175キロの大巨人ストローマンによる場外での巨大椅子投げの”凶行”に「無茶しすぎ」「投げちゃだめ」とファンが騒然となった。
2週間前のブロンソン・リードとの対戦で、会場外のセダンカーの屋根から120キロオーバーのスプラッシュを被弾。一時は「手の感覚がない」と弱音を吐くなど大怪我を負ったストローマン。この日は、アバラをテーピングでグルグル巻きにして強行出場したが、カイザーとの場外乱闘で、バリケードに突進して動けなくなるなど、さらにダメージを負ってしまった。
そんな大巨人にとどめを刺すべく、カイザーがリング脇を全速力ダッシュして助走をつけて得意のキック…かと思いきや、コーナーを回ったところで巨大なビジネスチェアが降ってきて命中。カイザーは大の字になって倒れた。
とんでもないストローマンの凶行に「うわー」「椅子が飛んできたw」「無茶するわ」「しかもデカいほうの椅子」「投げちゃだめなタイプの椅子」とファン騒然。WWE解説のもりおは「凄い、上半身の力だけで投げたんですかね…」と苦笑い。この日、どんな大技よりも大きなリアクションで「Holy Shit!(クソやばい)」の大コールが響いた。
試合はずっと脇腹を抑えながらの苦しい戦いだったストローマンが、乱入者ピート・ダンのシェイマス襲撃の漁夫の利を得てなんとか「チョークスラム」でカイザーを仕留めスリーカウント。大巨人は苦悶の表情、勝利後も笑顔はなかった。(ABEMA/WWE『RAW』)