【W杯2026アジア最終予選】日本代表 7-0 中国代表(9月5日/埼玉スタジアム2002)
FW三笘薫が格の違いを見せつけたシーンだった。得意の巧みなステップから急加速するドリブルで敵陣を完全に切り裂き、解説者やファンが感嘆していた。
サッカー日本代表は9月5日、ワールドカップ2026アジア最終予選の第1節で中国代表と対戦して7-0の大勝。中でも活躍が光ったひとりが、昨年2月のアジアカップ以来、約7か月ぶりに代表戦のピッチに立った三笘だ。
3-4-2-1システムの左ウイングバックに入った三笘は、前半アディショナルタイムにヘディングでゴールを挙げ、52分にも見事な縦パスでMF南野拓実のゴールをアシスト。とはいえ、いわばもっとも“らしさ”を発揮したのは、42分のワンシーンだったと言えるだろう。
DF町田浩樹からパスを受けて左サイドでボールを持った三笘は、敵2人に囲まれながらも巧みなステップから縦に急加速突破して左足でクロス。ゴール前に詰めたMF守田英正のシュートは惜しくも枠外だったものの、完全に三笘の個人技で作ったビッグチャンスだった。
解説を務めた小野伸二氏、中村憲剛氏という元日本代表コンビも思わず「おおー」と感嘆。前者が「(2人で)目を合わせるしかなかったですね」とコメントすると、後者も「本当ですね。すごいなと」と脱帽していた。
また、このシーンにはサッカーファンも注目。SNSには「華麗に突破」「流石です」「これ本当にえぐいよ」「2人マークつけてこんなんされたらたまったもんじゃない」「やっぱり半端ない」「2人剥がすとかさすが三苫」「顔上げながらドリブルできるのずるいわ」など絶賛のコメントが並んだ。
三笘は後半18分までプレーして、日本代表の大勝に貢献。9月10日にアウェーで開催されるバーレーン代表戦(25時キックオフ予定)でも、その打開力は要注目だ。
(ABEMA de DAZN/サッカー日本代表)