アニメ「転生したらスライムだった件」(転スラ)は、アニメ累計視聴数が30億回を突破している人気作品です。2024年4月から、2クールにて第3期が放送されています。原作は「月刊少年シリウス」(講談社)にて、原作・伏瀬氏、漫画・川上泰樹氏が連載する同名コミック。本編のほか、数多くのスピンオフ作品も展開中で、全世界シリーズ累計発行部数は4500万部を突破しています。
この記事で取り上げるクレイマンは、異世界で暗躍する魔王です。その目的や人間関係、登場するスピンオフ作品の情報をまとめました。
目次
- アニメ「転生したらスライムだった件」とは
- アニメ「転スラ」クレイマンの基本情報!声優などのプロフィールを紹介
- アニメ「転スラ」クレイマンが覚醒魔王を目指す目的は、魔王カザリームの復活
- アニメ「転スラ」クレイマンの恩人“あの方”の正体はユウキ・カグラザカ
- アニメ「転スラ」クレイマンが属する中庸道化連とは?
- アニメ「転スラ」クレイマンの部下・五本指とは
- クレイマンの死亡は何話?とどめを指したのは誰?
- クレイマンが主役の公式スピンオフコミック連載中
- まとめ
アニメ「転生したらスライムだった件」とは
アニメ「転スラ」は、現代のサラリーマンが転生し、異世界の盟主・魔王として成り上がっていく爽快なストーリーです。
ゼネコン会社に努めていた三上悟(みかみ さとる)は、通り魔に襲われて死亡し、異世界にて弱小モンスターのスライムとして生まれ変わります。封印された巨大竜・ヴェルドラと友好を結んだ主人公は、“リムル=テンペスト”という名を得て異世界を放浪。与えられた最強スキルを駆使して悪を倒し、仲間とともに豊かな国を築いていきます。
アニメ「転スラ」クレイマンの基本情報!声優などのプロフィールを紹介
クレイマンは傀儡国ジスターヴの国主であり、リムルと敵対するキャラクターです。真っ白な燕尾服をまとう新世代の魔王で、他者を自らの操り人形に変えるユニークスキル・操演者(アヤツルモノ)の使い手でもあります。国主や魔王とも違う別の顔も併せ持つ、謎多き人物です。
クレイマンの基本情報【プロフィール】
■名前 クレイマン
■種族 妖死族(デスマン)
■所属 ジスターヴ
■称号 人形傀儡師(マリオネットマスター)、喜狂の道化(クレイジーピエロ)
(出典:転生したらスライムだった件 8.5 公式設定資料集)
人形傀儡師(マリオネットマスター)と称されるクレイマンは、呪術の達人です。洗脳や脅迫といった、相手を意のままに操る術に長けています。リムルが遭遇した、豚頭族(オーク)の暴走や、暴風大妖渦(カリュブディス)の襲来、ファルムス王国との戦争など、ジュラの大森林を巡る騒動の黒幕です。
クレイマンは戦闘力こそ高くありませんが、頭脳戦を得意としています。物事を裏から動かしていく策略家です。高慢で配下すら信用しない性格ながら、謎の組織・中庸道化連とは深いつながりを持っています。
クレイマンの基本情報【声優】
クレイマンを演じるのは、声優の子安武人(こやす たけひと)さんです。代表作に、アニメ「銀魂」高杉晋助役、アニメ「ジョジョの奇妙な冒険」ディオ・ブランドー役があります。
子安さんは幅広い演技力で、クセの強い悪役から、アニメ「異世界おじさん」おじさん役のようなギャグキャラまでこなすベテラン声優です。1998年に声優事務所ティーズファクトリーを設立し、代表取締役を務めています。
アニメ「転スラ」クレイマンが覚醒魔王を目指す目的は、魔王カザリームの復活
クレイマンはジスターヴを根城に、覚醒魔王への道を模索しています。真なる魔王になるために必要な大量の死者の魂を集めるため、ミリム・ナーヴァにユーラザニアを襲撃させ、ファルムス王国を操り、テンペストとの戦争を引き起こしました。
こうしたクレイマンの暗躍は、カザリームの復活を目的としています。カザリームとは、呪術王(カースロード)の異名を持つ元魔王で、中庸道化連の設立者兼会長でもあります。200年前、レオンの魔王狩りの餌食となって肉体を失い、精神体になりました。辛うじて依り代を得るも、その能力は全盛期と比べて遠くおよびません。現在は完全復活を目指して、イングラシア王国自由組合の秘書として暮らしています。
クレイマンにとって、カザリームは親のような存在です。かつてミリムが超魔導大国を滅ぼした際、国民の死体からカザリームが生み出した妖死族(デスマン)の1人がクレイマンでした。クレイマンはカザリームに忠誠を誓い、中庸道化連の副官・喜狂の道化(クレイジーピエロ)として活動していました。カザリーム亡き後は、その地盤を引き継いで魔王になっています。
アニメ「転スラ」クレイマンの恩人“あの方”の正体はユウキ・カグラザカ
クレイマンが敬愛しているのはカザリームですが、第39話にて「私に命令できるのはカザリーム様と、恩のあるあの方のみ」と、別の恩人の存在をラプラスに語っています。
その恩人とは、イングラシア王国の自由組合総帥(グランドマスター)であるユウキ・カグラザカです。クレイマンがユウキとカザリーム復活のため協定を結ぶシーンが、回想として第47話に描かれています。カザリームはユウキが魂を人造人間(ホムンクルス)に定着させることで復活し、3期現在では、秘書・カガリとしてユウキとともに行動しています。クレイマンにとってユウキは、親代わりであるカザリームを蘇らせた大きな恩がある相手なのです。
アニメ「転スラ」クレイマンが属する中庸道化連とは?
中庸道化連とは、クレイマンの親代わりである元魔王カザリームが設立した組織です。おもなメンバーは、魔王・クレイマン、魔人・ラプラス、フットマン、ティアの4名。クレイマンを除いた3名は、ピエロの仮面と衣装を身に纏っています。
ティアはカリュブディスを復活させ、フットマンはオークをけしかけて大鬼族(オーガ)の集落を滅ぼしました。ラプラスは「なんでも屋」と自称し、クレイマンに協力してジュラの大森林周辺の騒動を裏で操るほか、ユウキの頼みで西側諸国への侵入も行っています。
中庸道化連メンバーと、そのスキル
■ラプラス(享楽の道化/ワンダーピエロ)
スキル「詐欺師(アザムクモノ)・「未来視(ミエルモノ)」
■ティア(涙目の道化/ティアドロップ)
スキル「楽天家(ムチナルモノ)」
■フットマン(怒った道化/アングリーピエロ)
スキル「増幅者(フトルモノ)」
中庸道化連は、クレイマンが心を開く数少ない存在です。第15話や第39話では、メンバーのラプラスがクレイマンの居城を訪れ、ワインでもてなされている様子が描かれていました。ラプラスからも、クレイマンに友人としての忠告をしています。
クレイマンはティアにも親身に接し、第17話にて「あなたが無茶をしないか、私は心配なのです」とその身を案じていました。第39話では「道具は大切に扱わないとダメだ」とティアに叱られたことを楽しげに語る場面もあります。
魔王達の宴(ワルプルギス)で絶体絶命の危機に陥ったとき、クレイマンが思い出したのも中庸道化連との会話でした。道化連は他人を信用しないクレイマンにとって、希少な心の拠り所だったと考えられます。
アニメ「転スラ」クレイマンの部下・五本指とは
五本指とは、クレイマンが治めるジスターヴの五大幹部です。しかし、クレイマンは誰1人信用しておらず、目的のための道具として、命まで簡単に利用しています。五本指のメンバーにはクレイマンのスキルで操られている者もいて、九頭獣(ナインヘッド)、アダルマン、ミュウランは、テンペストとの騒乱をきっかけに、リムルの仲間になっています。
■母指(ぼし)ナインヘッド
クレイマンに支配の呪法(デモンドミネイト)で操られていた最高位の妖狐。ワルプルギスにてランガと対戦しますが、第47話でリムルたちに「助けて」と念を送ったことでクレイマンの呪縛から逃れ、テンペストの仲間に加わります。
■示指(じし)のアダルマン
ジスターヴを護る死霊の王(ワイトキング)。第45話でシュナと対戦するも、魔物ながら神聖魔法を使うシュナに圧倒され敗北。その後に、シュナが仕えるリムルを信仰したいと仲間に加わります。
■中指(ちゅうし)のヤムザ
五本指で最強の戦士にして、ユーラザニアに進行するクレイマン軍の指揮官。しかし第44話にてアルビスに敗れたことで、クレイマンによってカリュブディスの依り代にされてしまいました。
■薬指(やくし)のミュウラン
もとは300年生きる魔女。クレイマンに言葉巧みにダマされ魔人となり、支配の心臓(マリオネットハート)によって、命を握られていました。テンペストを護っていた結界を解き、ファルムス王国による侵攻の引き金を引きますが、事情を知ったリムルに助けられて仲間に加わります。
■小指(しょうし)のピローネ
偵察役を務めていた魔人。死亡シーンはTVアニメでは描かれていませんが、原作では、ファルムス王国王宮魔術師長のラーゼンと悪魔ディアブロの戦闘を観察中に命を落としたとされています。
クレイマンの死亡は何話?とどめを指したのは誰?
アニメ「転スラ」にて、クレイマンが死亡したのは第48話です。クレイマンは、肉体が死亡して霊魂になっても、依り代さえあれば復活する妖死族です。そんなクレイマンと戦ったリムルが、どのように引導を渡したのかを解説します。
クレイマンはワルプルギスにて、目的の邪魔となったリムルの排除を提言します。しかし、クレイマンの筋書きはリムルによって論破され、戦闘にて決着をつけることになりました。ファルムス王国の侵攻で仲間を傷つけられたリムルは、クレイマンに容赦せず暴食之王(ベルゼビュート)を発動。肉体だけでなく魂までも取り込まれたことで、クレイマンは復活できず死亡しました。
クレイマンが主役の公式スピンオフコミック連載中
本編からは退場したクレイマンですが、その新たな活躍が公式スピンオフコミック「転生したらスライムだった件 クレイマンREVENGE」にて描かれています。本作は「月刊少年シリウス」(講談社)にて連載中です。
原作者・伏瀬氏がストーリーを考案し、漫画はカジカ航氏が担当。クレイマンが、ワルプルギスにてリムルに倒された後、タイムリープで復活し、ループしながら人生をやり直していく、リベンジファンタジーです。
まとめ
クレイマンは、ジスターヴを治める魔王です。配下の五本指を使いながら、中庸道化連とともに、元魔王カザリーム復活を企み暗躍しています。本編では第48話にて死亡しますが、公式スピンオフコミック「転生したらスライムだった件 クレイマンREVENGE」の主人公として活躍しています。
クレイマンは、アニメ2期にて大きな存在感を残しています。クレイマン亡き後、中庸道化連とカザリームがどのようにストーリーに絡んでくるのかにも、期待が高まります。クレイマンが主役の公式スピンオフもあわせて「転スラ」の世界を応援していきましょう。
(C)川上泰樹・伏瀬・講談社/転スラ製作委員会
アニメ「転スラ」3期放送回一覧(動画リンクつき)
話数 | サブタイトル(タップで動画へ) | 見どころ |
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48.5 | 閑話:ディアブロ日記 | リムルの特技:名づけ |
49 | 悪魔と策謀 | ヴェルドラのプリン没収 |
50 | 聖人の思惑 | ルミナスとヒナタの出会いが神々しい |
51 | 平和な日々 | 兄の恋愛フラグをチクるシュナ |
52 | それぞれの役割 | ゴブタは居残り |
53 | 両翼会議 | ヒナタの微笑みにドキッ |
54 | 迫り来る者達 | 初登場のゴブアが”美鬼” |
55 | 聖魔激突 | ヒナタ、猫舌だった |
56 | ボタンのかけ違い | リムルvsヒナタの一騎打ち |
57 | 七曜暗躍 | ディアブロが無双すぎる |
58 | 神と魔王 | ルミナスとヴェルドラの笑える絡み |
59 | 和解と協定 | キラキラお目々のヒナタが可愛い |
60 | 開催準備 | ももクロの新OPお披露目 |
61 | 各国と招待状 | ラミリスがチョロかわいい |
62 | 迷宮と暴風竜 | ヴェルドラ&ラミリスが可愛い |
63 | 謁見式 | 魔王ミリムがかわいすぎる |
64 | ベニマルの受難 | ベニマルをめぐり恋のバトル勃発 |
65 | 閃光の勇者 | ヴェルドラが屋台のおっさん化 |
65.5 | 閑話:ルミナスメモリーズ | 魔王ルミナスの視点から語られる |
66 | 千客万来 | ”ビジュ良すぎ”なリムルに注目 |
67 | 前夜祭 | ヒナタにギャップ萌え |
68 | 開国祭 | 色気ありすぎなシオン&シュナ |
69 | 武道大会 | 対戦相手を棄権させる勇者マサユキの“話術” |
70 | 勇者との決着 | ゴブタの変身した姿に衝撃 |
71 | 迷宮解放 | リムルが珍しく“ガチギレ” |
72 | 祭の後 | リムル“東の商人”を黙らせる |
・今すぐみられる「転生したらスライムだった件」エピソード・見逃し配信一覧