【W杯2026アジア最終予選】バーレーン代表 ０ー５ 日本代表（日本時間9月11日／バーレーン・ナショナル・スタジアム）
日本代表FW三笘薫らしい、一瞬の駆け引きが勝負を決めた。MF鎌田大地がボールを持ったタイミングで、マーカーの視線が外れた瞬間を見逃さなかった三笘が急加速。ディフェンスラインを完全に攻略した動き出しに「三笘のところですでに勝負ありだったな」とファンも感嘆の声を挙げている。
日本代表は日本時間11日、ワールドカップ2026アジア最終予選の第2節で、バーレーン代表とアウェイで対戦した。前節の中国戦と同様に3-4-2-1のフォーメーションを採用すると、三笘は2試合連続で左のウイングバックに入った。
注目のシーンは日本代表が3点リードで迎えた64分だった。バックラインと中盤の遠藤航の4枚でパスを回しながら攻略の糸口を探る。3バックのセンターを務めた谷口彰悟にボールが入ったところで、シャドーの位置からフリーなスペースへと落ちてきた鎌田にボールが入った。
その鎌田が前方に体の向きを変えた瞬間、左サイドの三笘の攻撃のスイッチが入る。自身をマークしていたバーレーン代表MFイブラヒム・アル・カタルが、鎌田に視線を移したタイミングで三笘は急加速。斜めの動きでオフサイドラインにかからないようなコース取りをすると、そこに絶妙なタイミングで鎌田からスルーパスが出された。
慌てて三笘を捕まえようとするバーレーン代表の選手たちだったが、スプリントで三笘に追いつけるはずもなく、加速するウインガーをただ見送るばかり。ボックス左へと侵入した三笘はグラウンダーのクロスを通して守田英正のゴールをお膳立てした。
三笘のアシストについてSNS上ではファンも大盛り上がり。「三笘のところですでに勝負ありだったな」「三笘の裏取りが完璧なんよ」「裏取った瞬間にぶち抜いてるやん」「三笘速いなー」「後半は右ばかりだなって思ってたらあっという間の三笘」など三笘のプレーに関するコメントや「フロンターレライン」「三笘からの守田で点取るとか胸熱過ぎる」などかつてJリーグで共にプレーした守田とのコンビネーションを称えるコメントも見られた。
中国代表戦での1ゴール1アシストに続き、バーレーン代表戦でも1アシストを記録した三笘。この日は73分までプレーしMF中村敬斗との交代でベンチへと下がった。三笘の活躍もあり、日本代表は最終予選で2連勝。10月シリーズではサウジアラビアとアウェイ、オーストラリアとホームで対戦する。
（ABEMA de DAZN／サッカー日本代表）
