「信じられないかもしれないが、私は今とても幸福です」。これは2018年6月、東海道新幹線で男女3人を殺傷する事件を起こした小島一朗無期懲役囚が書いた、手紙の一部だ。事件当時、無職でホームレス状態だった小島無期懲役囚は、逮捕後の供述で「刑務所に入りたかった。無期懲役を狙った」とし、裁判で無期懲役が確定すると、その場で万歳三唱したという。このような刑務所に入りたがる珍しいケースもある中、近年では仮釈放が認められているにも関わらず、そのまま塀の外に出ず一生を終える終身刑同然になっている実態もあるという。『ABEMA Prime』では、無期懲役に求めるものはなんなのか、当事者を取材した記者や弁護士とともに議論した。