トランプ前大統領とハリス副大統領が、初の直接対決を果たしました。ずばり勝者はどちらなのか、外報部の中丸徹デスクに聞きます。
 ずばり勝者はどちらなのでしょうか?

中丸記者
「ハリス氏が思ったよりもよくやったという一方で、トランプ氏が自滅したことにより、結果、ハリス氏が勝者だと思います。

今回の一番のポイントは『ハリス氏が大統領して大丈夫なのか。トランプ氏のことはある程度知っているけど』ということでした。トランプ氏がそうしたハリス氏の細かい点を追及することができなかった。『最低の副大統領だった』と大雑把な批判をしたことで、ハリス氏としても『そうじゃありません』と議論がかみ合わなくなりました。逆に、トランプ氏が『移民が犬を食べている』と言い、司会者から『そういうことはありませんよ』と否定されてしまう場面もありました。攻め方を間違えたと思います。

一方のハリス氏は、『古いのはトランプ氏で新しいのは私』という未来志向のメッセージを出すことで、過去の政策の『言った言わない』『やったやらない』、そうした論争からうまく逃げ切ったなという印象です」