ミャンマー国軍が2017年8月25日に西部ラカイン州でロヒンギャの人々に対する大規模な掃討作戦を行い7年が経過した。国際NGOのオンタリオ国際開発庁(OIDA)の報告によると、2万4000人以上のロヒンギャ住民が残虐な手段で殺害された。数カ月間で73万人以上が隣国バングラデシュに避難を強いられ、100万人ともいわれる世界最大規模の難民キャンプが形成された。2022年には米国が当時のミャンマー国軍による行為が「ジェノサイド(集団虐殺)」にあたると認定した。