年々、技術進歩が目覚ましい麻雀中継。9月16日に開幕したプロ麻雀リーグ「Mリーグ」2024-25シーズンでも、中継するABEMAでは新機能が追加。中でもファンの心に響いたのは、AIを駆使した「待ち牌枚数」表示と、鳴いた牌をワイプで見せる「鳴きワイプ」だ。
麻雀中継の実況において、解説・実況が長く苦労し、かつ重要な役割とされてきたのが、テンパイ時の待ち牌の残り枚数だ。他の3者の手牌、河の捨て牌、ドラ表示牌などを瞬時に確認する必要がある。Mリーグでは、実況・解説の席に複数のモニターが設置されており、これを目視してカウントするしかなかった。ただ、今シーズンからAIによる枚数カウントが可能になり、テンパイしてから数秒後には選手の点数付近に残り枚数が表示されることに。早速ファンからは「枚数助かる」「素晴らしい」「すごーい!」とコメントが殺到した。
また、これまで鳴いた牌が映らず、手牌が短いままだったが、こちらも新機能としてワイプに鳴いた牌が見られるように改修。これも視聴者にとってはうれしい変更点だ。
なお、同様の機能としては先んじて最高位戦の放送対局でも実装されており、画期的だと麻雀界で話題に。このシステムを開発したのが、試合に出場していた赤坂ドリブンズ・園田賢(最高位戦)だっただけに、コメント欄では「園田システム」という言葉も多数見られていた。
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に全7チームで発足し、2019-20シーズンから全8チーム、2023-24シーズンからは全9チームに。各チーム、男女混成の4人で構成されレギュラーシーズン各96試合(全216試合)を戦い、上位6チームがセミファイナルシリーズに進出。各チーム20試合(全30試合)を戦い、さらに上位4チームがファイナルシリーズ(16試合)に進み優勝を争う。優勝賞金は5000万円。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)