【リーグアン】ナント 1-2 スタッド・ランス(日本時間9月16日/スタッド・ドゥ・ラ・ボージョワール)
まさかの“失敗”だった。ナント戦で試合終了間際に勝ち越しゴールを決めたスタッド・ランスのFW中村敬斗は、膝スラ・パフォーマンスを披露しようとした。ところが滑った直後に転倒。狙っていたセレブレーションとはならず、ファンからも反響が出ている。
この日はベンチスタートだった中村だが、73分から途中出場すると、1-1で迎えた90+1分に劇的な勝ち越しゴールを決めた。伊東純也の見事なパスから、素早く右足を振り抜き、今シーズンは初ゴールを挙げた。
興奮した中村はアシスト役の伊東と肩を組み、その直後に膝スライディングのセレブレーションを披露しようとした。ところが思った以上に芝生の状態が悪かったか、スライディングはほぼ滑らず「おっとっと」の状態になり、バランスを崩してそのままうつ伏せで突っ伏した。
結果的に、倒れた中村の上に伊東らチームメイトが乗っかってゴールを祝う微笑ましい瞬間が訪れたが、ファンたちは膝スラ・セレブレーションの失敗を見逃せなかったようだ。
SNSでは「芝がボコボコだからねw」「敬斗が膝スラ失敗したのイジられてて草」「膝スラは失敗したけど結果かわいい感じに喜び合っててよかった」「セレブレーションで飛びついた純也可愛いすぎるんですけどー!」「かわいすぎるやろ!」「敬斗くん、あれは膝スラ失敗したの?」「逆に良いセレブレーションw」などの声が出るなど、転んだような形になったことで可愛らしくなったパフォーマンスに注目が集まった。
ファンのコメントの中に「中村敬斗のソックスの履き方で膝スラはヒヤヒヤするて」という意見もあったが、このシーンで幸いだったのは中村が怪我をしなかったこと。というのも、過去にゴールセレブレーション失敗で大怪我を負った例もあるのだ。
有名なのが、2017-18シーズン開幕戦のFWニコライ・ミュラー(当時ハンブルガーSV所属)のケースだろう。このドイツ人FWは喜びを爆発させた結果、ジャンプの着地を誤って膝を負傷。前十字靭帯損傷の大怪我を負い、シーズン終了間際の33節までの長期離脱を余儀なくされてしまった。中村の場合は幸いにも怪我とはならなかったが、中にはヒヤリとしたファンもいたことだろう。
中村は昨シーズンのリーグアンで4ゴール。今シーズンはさらに多くの得点、そしてセレブレーションに期待したい。
(ABEMA de DAZN/リーグアン)