【WWE】SMACK DOWN(9月13日・日本時間14日/ワシントン・シアトル)
問題児でお馴染みの巨漢&毒舌女子のコンビが試合に負けた腹いせに逆ギレ。こっそりリングサイドに隠していたゴミ箱で相手の負傷箇所の脇腹に叩きつけてぺしゃんこに破壊する前代未聞の暴挙が展開された。
ミチンとパイパー・ニーヴェンがシングルで対戦。ミチンが格上のパイパーに勝利する大金星もパイパーの相棒チェルシー・グリーンが試合後に乱入して大暴走。今週ジュリアのデビュー戦でKOされた悪女がどこからともなく巨大なゴミ箱をリングに持ち込み、ミチンの負傷した脇腹を目掛けて拷問プレイ“ゴミ箱クラッシュ”の凶行を展開した。
ミチンといえば、先日のベルリン大会での女子王者ナイア・ジャックスと竹刀、ゴミ箱、パイプ椅子が乱れ飛ぶ死闘で敗れたものの観客を沸かせたばかり。先週はチェルシーとの試合でパイパーによる介入に敗れたが、この日は「同じ轍は踏まない」と場外で挑発するチェルシーにハイキックを炸裂させ、リング下から竹刀を取り出してひと振り。うるさい相手を封じ込める。
試合はミチンがフィニッシャー「イート・ディフィート」を決めパイパーからカウントスリーを奪って勝利。ファンも「あっけないな」「はあ?」「え?」「あらあっさり」と口にする驚きの展開。しかし敗れたあとのパイパー&チェルシーの腹いせ攻撃が酷かった。
まずチェルシーがマウントでミチンをボコボコに殴ると、パイパーも便乗して100キロオーバーの“わがままボディ”による爆撃エルボー、さらにチェルシーが観客席からゴミ箱を持ち込む。
チェルシーがリング中央でご丁寧にゴミ箱をセットし、フィニッシャー「アイム・プリティアー」を炸裂させると、正面からミチンのボディごと突き刺さったゴミ箱が見事にグニャリと潰れ落ちた。
ここ最近の激戦続きで脇腹を負傷しているミチンは、今週も腹を抑えたまま悶絶する痛々しい姿。どちらが勝者かわからなくなる展開に、実況の清野茂樹アナウンサーも「試合に勝ったものの、負けたような様子です」と心配そうにコメント。解説のもりおも2週連続で大暴れのパイパー&チェルシーの手段を選ばない行動に「タチが悪いですね…。」と続いた。 (ABEMA/WWE『SMACKDOWN』)