【WWE】RAW(9月16日・日本時間17日/オレゴン・ポートランド)
試合が始まって1秒でリングが崩壊する衝撃。超ヘビー級のモンスター対決、開始直後のファーストインパクトでロープが取れて崩れ落ちる前代未聞の事態に「えー、リングが…」「壊れた…」と放送席が思わず絶句した。
WWE「RAW」で、ブロンソン・リードとブラウン・ストローマンの体重「150キロvs175キロ」怪獣対決が開戦。試合は予想通り荒れに荒れたが、戦う前からリングが壊れる想定外の出来事に騒然となった。
3週間前にリング外で大乱闘の末、車2台を完全破壊する大暴れを演じた両者。全く遺恨を清算できないまま、リードが欠場したことで、さらに関係は悪化。タイトル挑戦権をかけた試合に臨んでいたストローマンを、欠場中のリードが客席から”フライング襲撃”することで勝手に第2章の幕が開いてしまった。
試合前から物々しい空気が立ち込めた対戦だが、試合開始とともに前代未聞の事態が勃発する。ファーストコンタクト、リードの突進をストローマンがかわしコーナーに猛スピードで激突するとトップロープから崩壊。ABEMA解説の週刊プロレス・井上光記者は「えーっ…リングが…」と絶叫すると、実況の清野茂樹アナウンサーは相槌を打つように「壊れた」と唖然。
井上記者の「これはブラウン・ストローマン対ビックショーやブロック・レスナー対ビックショーを思い出しますね」との指摘どおり”モンスター対決”ではお約束の「リング崩壊」で始まった”令和のモンスター対決”のオープニング。ファンも「えーリングが…」「いきなり壊れた」「ロープが取れた」「もう壊れたw」とノリ良く反応、会場の観客も大盛り上がりだ。
ロープがダルダルに緩んだ状態でリードとストローマンが戦いを続行。本来であれば選手たちの安全を気遣うところだが、清野アナウンサーもぽつりと「リングが心配です…」と本音を漏らした。
遺恨の連鎖でこじれることが多々あるWWEのリングだが、上層部のエラい人たちすら頭を悩ます制御不能の猛獣2人の対決。試合はリング外で暴れすぎて2人ぐったり倒れ込むという玉虫色決着で今週はノーコンテスト。まだまだ猛獣2人の宴は続きそうだ。(ABEMA/WWE『RAW』)