【チャンピオンズリーグ】レアル・マドリード 3-1 シュトゥットガルト(日本時間9月18日/サンチャゴ・ベルナベウ)
18歳のFWがエゴ丸出しのゴラッソを叩き込んだ。カウンターの場面で圧倒的に数的優位だったのにも関わらず、FWエンドリッキは自らドリブルで40m持ち運んだ末にシュートを選択。クラブのレジェンド、ラウールを超える「18歳58日」で初ゴールを決めてみせた。
今夏にパルメイラスからレアル・マドリードに加入した18歳FWエンドリッキは、レアル・バジャドリードとのラ・リーガ第2節で移籍後初ゴールを決めるなど、出場機会が多くはない中でも存在感を示している。
チャンピオンズリーグ(CL)デビュー戦となったシュトゥットガルト戦では、1-1で迎えた80分に投入され、味方が勝ち越しゴールを奪った後に自らのもとへチャンスが巡ってきた。
シュトゥットガルトがラストプレーでセットプレーから同点ゴールを目指した場面で、エンドリッキはチームメイトのクリアボールを拾うと、自陣からおよそ40mをドリブルで独走。レアル・マドリードの選手が5人、シュトゥットガルトの選手が2人という圧倒的な数的優位の状況でファイナルサードへと進入した。
このような数的優位の状況では、よりゴールの可能性が高いパスを選ぶ傾向にあるが、新婚ホヤホヤのエンドリッキは約25mの位置から左足を一閃。フイを突かれたシュトゥットガルトGKアレクサンダー・ニューベルの反応が遅れ、手を弾いたボールはゴールへと吸い込まれた。
これにはチームメイトのエンバペも両手を広げて驚きを隠せない様子。ファンも「すっげえ」「エグすぎる」「やばすぎだろ」「レベチや」「これはやばい」「なんであそこでュート」「日本人にはこれできんよな」と、神童が放った衝撃のゴールに大興奮していた。
試合後にミックスゾーンで取材に応じたチームメイトのロドリゴは、エンドリッキのことを「クレイジー」と表現。続けて「あの位置から得点を取ろうとする選手なんていない」とコメントし、アントニオ・リュディガーも「ゴールが決まったからよかったけど、そうじゃなかったら大問題だったよ」と笑いながらジョークを飛ばしていた。
なお、このゴールはクラブのレジェンドであるラウールが保持していたレアル・マドリードのCL最年少ゴール記録を更新「18歳113日」から「18歳58日」に更新。試合前には交際していた女性との結婚を発表しており、ファンからも「結婚おめでとうゴール」「結婚おめ」「祝砲」とお祝いの声が寄せられている。
(ABEMA/WOWSPO/チャンピオンズリーグ)