「しくじり先生 俺みたいになるな!!」に黒柳徹子が登場。エキストラをクビになったしくじりを語った。
有名人のしくじり経験から教訓を学ぶ本番組。この日は、芸能生活70年の黒柳徹子がしくじり先生として登場し、知られざる「人生3大しくじり」を告白した。
授業を聞くメンバーには、オードリーの若林正恭、平成ノブシコブシの吉村崇、ハライチの澤部佑らレギュラー陣の他、勝俣州和、齊藤京子、高橋ひかる、ゆうちゃみらが出演。
来年50周年を迎える「徹子の部屋」の司会を務め、長年にわたり芸能界で活躍を続ける黒柳。NHK専属テレビ女優第1号としてデビューし、「ザ・ベストテン」などの司会を務めた華やかな経歴から、世間からは「キャリアウーマンの先駆け」「職場の人間関係を円滑にしていそう」などのイメージを持たれがちだ。
しかし、NHK時代の黒柳は「仕事でクビ連発!職場の人間関係でトラブりまくり」だったといい、トラブルメーカーの一面があったという。「NHKに行くとみんなが怒るんです。帰りなさいとか言われて、みんなが私のことを変だと言う」と振り返り、出演者らを驚かせた。
黒柳はしくじりの例として、「歌手の笠置シヅ子の後ろを通る役」としてエキストラデビューした際、即クビになってしまったことを告白。「東京ブギウギ〜って歌ってるところを通るんですけど。ちょっと見ちゃうじゃないですか」と、よそ見が原因だと明かした。スタッフに怒られても繰り返してしまったといい、黒柳は「当時の1番すごい方ですよ。ですから見ないわけにはいかない」と開き直り、笑いを誘った。
この出来事から「通行人の役はダメだ」と言われた黒柳だが、さらにこの後「普通のドラマに出ても降ろされた」という。ドラマの監督から「お前の日本語全部直してこい」と説教されたことを明かすと、出演者らは「すごい言い方!」と驚きの声を上げた。
当時のNHKでは、視聴者が聞き取りやすいように、普段の会話よりもゆっくりと話さなければならないという事情があった。今では”徹子節”とされる早口も当時の現場では受け入れられず、「私は出来ません」と言った黒柳に、監督はとても怒ったという。
黒柳は「でも私はね、芸能界入って1度も喧嘩したことがないんですよ。何か言われても反抗しないんですよ」と語ったが、監督に対して怒りを覚えた黒柳は「NHKの壁をマジ蹴りした」と衝撃の行動を告白。壁に少し穴が空いたことも明かすと、スタジオからは「穴空くってなかなかですよ!」と驚きの声が上がっていた。