9月15日に放送された『ABEMAスポーツタイム』に、元・MLBプレーヤーの川﨑宗則氏が出演。ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平の“打撃のメカニズム”について徹底解説した。
前人未到の“50-50”を達成、さらに同試合で“51-51”まで記録を伸ばしている大谷。ドジャースのアーロン・ベイツ打撃コーチはその打撃のメカニズムについて「大谷のバッティングは臀部が速く回転し、そのスピードが速くなればトルクがかかり、つま先が上がる」とコメントしている。
番組では、打撃の鍵となる“つま先がピョンと立つ現象”について掘り下げていくことに。
川﨑氏は「スイングをするときって、(ポイントは)手をイメージしますよね。でも違うんですよ。スイングは必ず地面から伝わってきた下からのパワー。特にその時に一番使うのがお尻です。そのお尻の部分がものスゴく大事なんです」と身振り手振りを加えつつ解説した。
その上で、「(下半身の動きは)ものすごい高速で行われてるんで、身体にものすごい負担がかかるんです。そうなってくると、右足だけでは受け止められないですよ。だから下半身への負荷を逃がすために、最後にかかとを上げる。(力を)逃がさないと足を壊しちゃう」と言及した。
大谷が見せる“つま先ピョン”は、ケガ防止の観点で非常に重要な意味を持った動きであると強調。その上で「松井秀喜さんやヤクルトの村上宗隆選手とかも、かかとでギュンっと」と、大谷と同様、歴代のスラッガーたちの中には、足への負荷を逃がすために、“つま先ピョン”を取り入れている事例が多いと語った。
(ABEMA『ABEMAスポーツタイム』)