【チャンピオンズリーグ】モナコ2-1バルセロナ(日本時間9月20日/スタッド・ルイ・ドゥ)
17歳の神童が新たな歴史の1ページを刻んだ。バルセロナのスペイン代表FWラミン・ヤマルが、アルゼンチン代表FWリオネル・メッシを彷彿とさせる右サイドからのカットインシュートを突き刺すとファンたちからは「レベチだわ」「ガチで次世代のスター」など驚きの声が上がっている。
ラ・リーガで開幕5連勝と勢いに乗るバルセロナはチャンピオンズリーグ(CL)グループフェーズ第1節で、6シーズンぶりの出場となったモナコと敵地で対戦した。10分にMFエリック・ガルシアが退場したことで数的不利となると、相手に押し込まれる時間が続く。さらに16分には先制点を許すなど苦しい立ち上がりとなった。
しかしそんな嫌な流れを打破したのが神童・ヤマルの圧倒的な個人技だった。
28分、自陣からのロングフィードに右サイドで裏に抜け出したヤマルが反応。マークについていたモナコDFヴァンデルソンにそっと近寄りジャンプをさせないよう、ファウルにならないぎりぎりの加減で体をぶつけてプレーエリアを確保する。
カバーに入ったDFモハメド・サリスとのマッチアップは、カットインの中で小刻みにボールを触りながら、相手とのタイミングを計る。最後は、スライディングを仕掛けてきた瞬間に合わせるように、股下を射抜く素早いゴロのシュートを打つと、ボールはゴールの右隅へ。ヤマルの17歳68日でのCL初ゴールで、バルセロナが同点に追いついた。
このゴールについて解説の野口幸司氏は「流れの中でうまくいってなかったバルセロナが、背後へのパスと個人技からシュート。これは大きいですね」とコメント。ここまでチャンスが作れていない状況のなかで生まれたヤマルの個人技を称賛している。
またSNS上のファンたちも「チートかよw」「一瞬で決めたw」「すごすぎるって」「こんな17歳えぐすぎるだろ」「レベチだわ」「ガチで次世代のスター」などと称賛。さらに「まじでメッシやん」「これはメッシだわ」などクラブのレジェンドであるメッシの名前を挙げて称えるコメントも多く見られた。
ヤマルのゴールで勢いを取り戻したバルセロナだったが、後半に痛恨の失点。そのまま試合は終了し、今季の公式戦で初黒星となった。
(ABEMA/WOWSPO/チャンピオンズリーグ)