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【映像】広島助っ人が30m独走→カットインゴールの瞬間

【明治安田J1リーグ】サンフレッチェ広島 6-2 横浜F・マリノス(日本時間9月22日/エディオンピースウイング広島)

 あまりの“助っ人力”の高さにJリーグ・ファンがざわついている。サンフレッチェ広島がホームで横浜F・マリノスと対戦すると、トルコ系ドイツ人MFのトルガイ・アルスランが2ゴール。加入からリーグ戦7試合目で7得点を量産し、なおかつ放ったシュートは8本という決定率に、ファンも「バケモンやん」と驚愕。SNSでもトレンド入りするなど注目が集まっている。

【映像】広島助っ人が30m独走→カットインミドルの瞬間

 最初のゴールは1-1で迎えた22分だった。自左サイドでパスを受けたアルスランは、前方へ広がるスペースへ向かってゆったりとドリブルを開始。そのままスルスルと持ち上がってゴール前に侵入すると、ボックス手前でギアを上げ、右にカットインして右足を一閃。GKの反応が及ばない強烈なミドルをゴールネットへと突き刺した。

 このゴールにはファンも「神様仏様トルガイ様!」「いとも簡単にトルガイはゴールを奪う」と興奮したが、この男のすごさはこんなものではなかった。この日の2点目を挙げたのは、18分後の40分だった。

 広島が右サイドで攻撃を展開すると、FW加藤陸次樹がマイナス方向へグラウンダーで丁寧なクロスを送り込む。そこにフリーで走り込んだのがアルスランだ。右方向からのボールを右足ダイレクトで捉えるとゴール中央へと決め切った。一見すると簡単そうに打っているものの、状況を見極める判断力と技術の高さが垣間見える完璧な一撃だった。

 ファンは再び「バケモンやん」「何やねんこの人は」「トルガイとかいう神」と熱狂。それもそのはずだ。8月に加入して以降、「紫の魔法使い」の異名で受け入れられたドイツ人MFは、出場したリーグ戦の7試合で7ゴールをマーク。しかも放ったシュートはわずか8本と、決定率は実に87.5%という驚異の数字を示しているのだ。

 アルスランは前所属のメルボルン・シティFC(オーストラリア)ではリーグ戦24試合で13得点・7アシストと大活躍してJリーグに参戦したが、その前に所属していたセリエAのウディネーゼでは主にボランチとしてプレーしていた。そんな背景がファンの間に伝わっていたこともあり、あまりの得点力の高さに注目が集まっている。

 この日、首位返り咲きをかけた広島の一戦はSNSでも注目を集め、Xのトレンドでは一時『トルガイ』がランクイン。「トルガイ別格すぎる…」「トルガイさんやばすぎだろ」「トルガイ得点王いける」と話題になった。

 試合は、前半から両チーム合わせて5得点が生まれる打ち合いの様相を呈していたものの、後半に広島が突き放して6-2で大勝。この結果、広島は勝点59の同率ながら得失点差でFC町田ゼルビアを上回って首位に返り咲いた。広島は次節の9月28日(土)、その町田をホームに迎えての首位直接対決を迎える。

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