【WWE】SMACK DOWN(9月20日・日本時間21日/カリフォルニア・サクラメント)
前回5秒で負ける“笑劇”の再デビューを飾った伊達男が、前回よりも健闘を見せるも2戦連続の秒殺負け。ツメの甘さに「またやっちゃいましたね…」と放送席が失笑するとファンからも「やっぱりかいw」「よわwww」と冷ややかなコメントが相次いだ。
WWE「SMACKDOWN」に、イタリア人レスラーのジョバニ・ヴィンチが再登場。2週間前「ジャージが脱げずにそのまま丸め込まれて5秒殺」の前代未聞の“笑劇”的な敗戦を喫したアポロ・クルーズと再戦。しかし、そこには再び屈辱の結末が待ち構えていた。
前回敗戦の原因となったハイファッション風のジャージやチャラ系のグラサンも封印するなど、今回ばかりは勝利への執念をうかがわせる伊達男。実況の塩野潤二アナウンサーも「今日は表情が違う」と本気モードのヴィンチは、ゴングとともに膝蹴りから猛ラッシュ。逆水平やアッパーカット・エルボーなどを披露。これは、追い出されたグンター率いるユニット“インペリウム”の名残りを感じさせる攻めだ。
アポロもキックで反撃にでるがヴィンチは見事にキャッチし、クローズラインで追撃するなど、流れは悪くない。「普通に戦っている」「今日のヴィンチいいやん」「よし、前回よりは長い試合時間だ」とファンの期待も高まっていく。
その後、ボディスラムで硬いロープに足を何度も叩きつけるという紳士とは言い難い姑息な技でドヤったヴィンチだが、レフェリーに注意されると激昂。パワーボムの動きでアポロをリフトしたところまでは良かったが、ここで背後からくるりんぱ。気がつけば前回と全く同じく、肩フックから丸め込まれてカウントスリーを喫した。
今回は5秒から1分37秒と記録更新とはなったものの瞬殺は変わらず。よもやの敗戦にポカーン顔のヴィンチにファンは「やっぱりかいw」「丸められた」「ですよねww」「よわwww」と手のひら返し。よっぽど悔しかったのか、負けた直後にも関わらず勝者のアポロを追いかけて襲撃。リングに引きずり上げて逆ギレの「垂直落下式バーティカルスープレックス」。さらにアポロの頭をポカポカ叩きドヤ顔を見せるも、解説の堀江ガンツは「試合中にやらないとしょうがないですよ」と終始苦笑い。「俺はセンスの塊」と豪語し「SMACKDOWN」に乗り込んできたヴィンチだが、試合時間は2試合で合計2分に満たず。誰も見たことのない“センス”が炸裂するのはいつになるのか? 今後も要注目だ。(ABEMA/WWE『SMACK DOWN』)