【WWE】SMACK DOWN(9月20日・日本時間21日/カリフォルニア・サクラメント)
超高角度からのパワーボムで頭から落される瞬間に空中で攻守を逆転する魔法のような切り返しが炸裂。体の柔らかさに定評のある軟体女子レスラーが放った180度開脚で顔面をマットに叩きつける強烈な逆転技に「どう言うこと?」「なにそれ?」「どっちがどっちだ?」と驚きの声があがった。
WWE「SMACKDOWN」で行われたナイア・ジャックス&ティファニー・ストラットンとベイリー&ナオミのタッグ戦での驚きの逆転ワザ。女子王者ナイアのパワーと重量に圧倒されっぱなしのナオミが放った信じられない一撃が試合の流れを変えた。
試合中盤、ナイアがナオミにセカンドロープから120キロのギロチンを投下。危機一髪ナオミがキックアウトするも、再びコーナーでの攻防でナイアにリフトされると落下式パワーボムでとどめを…そんな場面で衝撃の逆転技が飛び出した。
ナイアが軽々と放り投げ手から離れた瞬間、空中にフワリと浮いたナオミはナイアの後頭部を押さえると、そのままマット目掛けて叩きつけ大逆転。自らは180度開脚でマットにソフトランディングしてみせた。
「Xファクター」と呼ばれるこの技。頭を押さえて顔面をマットに叩きつけるだけでなく、開脚180度で着地することのできる軟体レスラー・ナオミだからできる超高難度の切り返し。ファンからも空中で攻守が入れ替わった一瞬の出来事に「どう言うこと?」「なにそれ」「どっちがどっちだ?」「考えたなぁ」と驚きの声が相次いだ。
このナオミの逆転技が起点となり、試合はティファニーのスワントーンボムの誤爆でダメージを受けた女王ナイアが、ベイリー&ナオミの同時丸め込みで、まさかのカウントスリーを献上。ティファニーのポカが決定打だったとはいえ、終始劣勢だったナオミの一瞬のひらめきからの「Xファクター」は、この試合の流れを決める一撃となった。(ABEMA/WWE『SMACKDOWN』)