新進気鋭の20歳が、憧れの先輩との共演を熱望している。川崎フロンターレに所属するDF高井幸大が、OBでもあるボルシアMGのDF板倉滉とともに日本代表として戦う思いを語ると、インタビューアーの鄭大世氏も「胸アツ」と期待した。
9月22日の『ABEMAスポーツタイム』では、ワールドカップアジア最終予選で2連勝スタートとなった日本代表を特集。中でも中国代表戦でA代表デビューを飾った20歳の川崎フロンターレDF・高井幸大にスポットライトを当てた。
川崎フロンターレのアカデミー出身である高井は、17歳でプロデビュー。192センチの体格を生かした守備だけではなく、パス能力にも定評がある。パリ五輪ではチーム最年少の19歳で不動のセンターバックとして君臨。8月29日に初めてA代表に選出されると、中国代表戦では途中出場で代表デビューを飾った。
そんな高井は、小学校5年生までストライカーとして活躍していたが、川崎Fのアカデミーに入ってからディフェンダーにコンバートされた。その経緯は、現在日本代表として活躍する板倉と被る。
板倉も元々ストライカーとして活躍していたが、フロンターレアカデミーでディフェンダーにコンバートされた。高井も「板倉選手を参考にしています」とコメント。さらに「攻撃は同じ感じがする。縦パスやセットプレーで入るところなど。自分は守備より攻撃が好き」と板倉をロールモデルとしてディフェンスだけでなく、オフェンスも意識しているようだ。
中国戦では先輩・板倉と交代でA代表デビューとなった高井。将来の目標は、先輩との共演だ。鄭大世氏から「日本代表のセンターバックでコンビを組みたい選手は?」の質問に「板倉選手ですね」と回答。「そうなったら胸熱ですね。川崎フロンターレの2人がセンターバックだったらすごい」と、同じく川崎FのOBである鄭大世氏も思わず笑顔で後輩を見つめた。
(ABEMAスポーツタイム)