将棋の順位戦B級1組6回戦が9月25日に行われ、羽生善治九段(53)対 三浦弘行九段(50)戦は先手番の三浦九段が勝利を飾った。この結果、三浦九段のリーグ成績は2勝4敗となった。10月17日に行われる7回戦では、澤田真吾七段(32)と対戦する。
名人戦七番勝負など数々の大舞台で激突している両者による注目の一戦は、三浦九段が白星を飾った。
三浦九段の先手番となった本局は、相掛かりの出だしからじりじとした両者慎重な展開に。三浦九段が端から攻勢に出て積極性を示した。一方の羽生九段は自然な手を重ねて対応を見せたものの、三浦九段は止まらない。攻めの姿勢を貫き、どんな将棋でも前向きな姿勢を見せる羽生九段の力を封じ込めてみせた。三浦九段は最後まで緩むことなく後手を圧倒。羽生九段の粘りを許さず、81手で勝利を飾った。
この結果、三浦九段のリーグ成績は2勝4敗に。連敗を脱出し、後半戦への足掛かりとなる大きな一勝を手にした。次戦の7回戦では、澤田七段との対戦が予定されている。
一方、敗れた羽生九段も2勝4敗に。4連敗と苦戦が続くが、次戦では近藤誠也七段(28)と対戦する。
(ABEMA/将棋チャンネルより)